2024年10月の自動車輸出、6カ月連続マイナス アジアや欧州が2桁減 自工会発表
日本自動車工業会(片山正則会長)が11月29日に発表した10月の自動車輸出台数は、前年同月比3.5%減の38万9783台で6カ月連続のマイナスとなった。アジアや欧州で2桁の減少となり、全体を押し下げた。車種別ではバスが同24.8%増と大幅に伸びたものの、乗用車とトラックが前年割れだった。 アジアはマレーシア(同53.7%減)や中国(同27.6%減)、欧州ではドイツ(同42.7%減)、フランス(同29.3%)、英国(同20.3%減)など主要な仕向け地で大幅に減少した。北米は同6.1%減。カナダが同11.5%増となったものの、米国が同8.6%減だった。 4~9月の生産台数は、前年同期比6.0%減の409万5631台で4年ぶりに前年割れとなった。型式認証不正が発覚したトヨタ自動車やダイハツ工業が一部生産を停止したことなどが影響した。 9月の生産台数は前年同月比9.4%減の76万1695台で2カ月連続で減少した。