（左から）のん、橋本愛 ©2015  柚木麻子／光文社 ©2025「早乙女カナコの場合は」製作委員会

　2025年3月14日より新宿ピカデリーほかにて全国公開される橋本愛主演映画『早乙女カナコの場合は』にのんが出演することが決定した。 【写真】『早乙女カナコの場合は』に売れっ子作家・有森樹李として出演する、のん 　本作は、柚木麻子が2012年に上梓した小説『早稲女、女、男』（祥伝社文庫刊）を映画化する恋愛奮闘記。男勝りで過剰な自意識ゆえに素直に甘えることができず、本当は誰よりも純粋で不器用な主人公・早乙女カナコと、演劇サークルの先輩・長津田の10年に渡る恋愛模様を中心に、彼女たちと周囲の人々が右往左往しながらも各々が自分を見つめ直していく模様を描く。監督は、『ストロベリーショートケイクス』『スイートリトルライズ』『さくら』などの矢崎仁司が務める。 　早乙女カナコ役で橋本が主演を務め、カナコと付かず離れずの関係を続けているうだつが上がらない脚本家志望の学生・長津田を中川大志が演じる。そのほか、山田杏奈、臼田あさ美、中村蒼、根矢涼香、久保田紗友、平井亜門、吉岡睦雄、草野康太らが共演に名を連ねた。 　大学進学と同時に友達と2人暮らしを始めた早乙女カナコ（橋本愛）。入学式で演劇サークル「チャリングクロス」で脚本家を目指す長津田（中川大志）と出会い、そのまま付き合うことに。就職活動を終え、念願の大手出版社に就職が決まる。長津田とも4年の付き合いになるが、このところ口げんかが絶えない。長津田は、口ばかりで脚本を最後まで書かず、卒業もする気はなさそう。サークルに入ってきた女子大の1年生・麻衣子と浮気疑惑さえある。そんなとき、カナコは内定先の先輩・吉沢から告白される。編集者になる夢を追うカナコは、長津田の生き方とだんだんとすれ違っていく。大学入学から10年。それぞれが抱える葛藤、迷い、そして2人の恋の行方は。 　『私にふさわしいホテル』では新人作家・加代子（のん）とピンクの髪の書店員（橋本愛）を演じた2人だが、本作では、売れっ子作家になった有森樹李（のん）と、出版社への入社が決まった黒髪の編集者の卵・カナコ（橋本愛）として再共演する。 　あわせて公開された超特報映像では、有森が「有森樹李です。よろしくお願いしますね」と挨拶し、それにカナコが満面の笑みで「はい！　よろしくお願いします！」と嬉しそうな表情を見せる姿が映し出されている。