日本代表DF谷口彰悟(アルラーヤン)(Koki NAGAHAMA/GEKISAKA)

[1.14 アジア杯グループD第1節 日本 4-2 ベトナム アルトゥママ] 　大苦戦の初戦突破に表情は厳しかった。日本代表DF谷口彰悟(アルラーヤン)はアジア杯初戦ベトナム戦後、2失点を喫した最終ラインの立場から「今日は反省点が多かった」と振り返った。 【写真】南野拓実と伊東純也のダサセーター姿 　前半11分にMF南野拓実のゴールで先行した日本だったが、同16分と同33分に2ゴールを献上。失点はいずれもセットプレーからだった。 「セットプレーに対するアラートさはバトル(競り合い)も含めて修正しないといけないし、セットプレーになってしまう前のプレー。相手にボールがこぼれることが多かったし、そういったところで少しずつ相手がリズムを掴んでいってしまった。こちらからリズムを掴ませてしまったのが反省点」。谷口は失点に直結した局面だけでなく、その前段階にも課題を見出した。 　谷口自身は前半11分、鋭い縦パスをMF南野拓実に通し、ファーストチャンスをお膳立てするなど攻撃で持ち味を発揮。また試合前に「試合展開によってはボールを握られることもあるだろうし、劣勢になる時もあるだろうし、そういった時に変に自分たちのプライドで、自分たちのゲームじゃなくなるというのはやってはいけない」と話していたとおり、守備では苦しい時間帯の中でも冷静な対応を続けていた。 「こっちが我慢強くやっていかないといけないというか、全てが全てうまくいくとも思ってなかった。もちろん逆転されて、リードされたけど、もう1回自分たちが地に足をつけてしっかりやっていこうというところでやり続けた結果、逆転できた。自分たちが思い描くような展開ではなかったけど、しっかり勝ち切るところはできた」(谷口) 　チームとしての反省点は多かったが、求めていた勝ち点3という結果は残った。「初戦というところも含めて、アジアは簡単じゃないというのをみんなもこれで感じたと思うし、次につなげていきたいなと思います」。苦戦は覚悟の上。あらゆる想定を欠かさないチーム最年長のCBは、勝利を求めながら改善を続けていく構えだ。