オリックスのドラフト6位・片山楽生が仮契約「ゾーン内で勝負が自分の持ち味」1年目から戦力の期待
オリックスは19日、ドラフト6位指名のNTT東日本・片山楽生(らいく)投手(22)と東京都内のホテルで仮契約を結んだと発表した。契約金は3500万円、年俸は800万円(金額はいずれも推定)。背番号は29日の新人選手入団発表記者会見で発表される。 最速151キロ右腕の片山は球団を通じて「目指してきた舞台なので、本日仮契約をしていただき、素直にうれしく思います。リズムよくゾーン内で勝負できるところが自分の持ち味なので、そこを生かして1年目から戦力としてチームに貢献していきたいと思います。また、同い年に山下(舜平大)投手もいるので、プロでの戦い方や、どんなことを考えているのかなど聞いてみたいと思います。色紙にも『情熱』と書きましたが、情熱がないと何も成し遂げられないと思うので、プロでも情熱を持ってプレーして、いずれは球界を代表する投手になれるように頑張ります!」とコメントした。 片山は北海道出身で177センチ、82キロの右投げ左打ち。白樺学園高(北海道)では2年時(2019年)の秋季北海道大会で優勝し、明治神宮大会は4強。2020年春のセンバツ出場が決まっていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、大会が中止。夏の北海道独自大会は1回戦で敗退。夏の甲子園交流戦は山梨学院と対戦して3―8で敗れたものの、先発した片山は5イニングを4安打、4奪三振の2失点だった。 卒業後は社会人のNTT東日本に進み、4年間プレー。都市対抗には3度、日本選手権にも3度出場。今秋の日本選手権ではマツゲン箕島硬式野球部との1回戦で9回の1イニングを1安打、1奪三振の無失点。敗れたトヨタ自動車との2回戦では5回途中から3イニング3分の2を投げて3安打、3奪三振の無失点と好投した。 担当の岡崎大輔スカウトからは「最速151キロのストレートと多彩な変化球を武器に相手打者を抑えていく安定感のある投球が持ち味。1年目からフル回転の活躍が期待される即戦力投手」と評されている。
中日スポーツ