「崖から落ちた気分」豊田兼が予選で左足のケガを再発 6位でフィニッシュするも左足を押さえ倒れ込む
◇パリオリンピック2024 陸上男子400mハードル予選(大会11日目=日本時間5日、スタッド・ド・フランス) 【画像】予選レースに挑んだ豊田兼選手 陸上の豊田兼選手が400mハードル予選の5組に登場。足を引きずりながら6着でフィニッシュした豊田選手はレース後、足の状況について語りました。 序盤からスピードに乗れない豊田選手は徐々に先頭から離されるとゴール手前で足を引きずるようなしぐさを見せます。この組6着でフィニッシュをしますが、左足を押さえながらトラックに倒れると周りの選手に肩を借りながら会場を後にします。 レース後、豊田選手は左足の状態について「足の状態としてはひどいとしか言い様がないです」とコメント。さらに「1か月前に痛めてから2週間前くらいに再発して、今日も走っている時にやってしまったので、そろそろ左足は限界ですね」と大会直前にも左足を痛めていたことを明かしました。 しかし、それでもつかみ取った五輪の切符。「今回、4年に1回のこのオリンピックのこの舞台っていうのを経験するのは非常に価値があることだと思ったので、もちろんコーチたちと話して、走りきるビジョンを見据えてからスタートラインに立ったので、その選択に今は後悔はない」と話しました。 この夢の舞台を経験した豊田選手は「最後の最後で峠を目指して山を登ってきた中、崖から落ちた気分ではあるんですけれども、けど新たなスタートラインと割り切って次の目標を見据えていこうと思います」と前向きに話しました。