東大阪市の登録有形文化財「樟徳館」、8年ぶりに一般公開
東大阪ツーリズム振興機構(東大阪市、高橋一夫理事長)が運営する東大阪公式観光情報サイト「ピカッと東大阪」は、東大阪市にある樟蔭学園が所有する国の登録有形文化財「樟徳館」を、11月9、10日の2日間限定で8年ぶりに一般公開すると発表した。 東大阪市の登録有形文化財「樟徳館」、8年ぶりに一般公開
国の登録有形文化財「樟徳館」とは
樟徳館は、1939(昭和14)年、材木商として著名な森平蔵氏が私邸として建築した建物で、完成までに約7年を要した。純和風の外観に対し、内部には和洋折衷の装飾が施され、和風意匠を基調としつつ、ステンドグラスや陶製の暖炉、独特の家具が配置されるなど、当時のモダンなデザインが随所に感じられる。 建築後は森氏の遺志により、樟蔭学園に寄贈され「樟徳館」と名付けられた。 2000年には「再現が困難であり、造形の規範となるもの」として主屋や土蔵など6点が国の登録有形文化財に指定され、4年ごとの一般公開が行われてきたが、2020年はコロナ禍で中止となったため、今回は8年ぶりの貴重な公開となる。 「ピカッと東大阪」では周辺のカフェ情報も紹介されており、見学の合間に立ち寄ることもおすすめだ。 ■樟徳館/東大阪市菱屋西2-4-12