【全日本2歳優駿展望】ナチュラルライズら強力JRA勢に実績豊富な道営馬2騎が挑む 地元・川崎の大物牝馬にも要注目
侮れない地方勢たち
地方勢にも注目したい。特にホッカイドウ競馬の2頭が強力だ。道営馬として13年ハッピースプリント以来のVを目指すソルジャーフィルド(牡・川島洋)は、7走中5走でメンバー最速の上がりタイム(タイ含む)をマーク。門別以外での競馬は初めてで未知な部分はあるが、中央馬相手に3馬身差を完勝だったJBC2歳優駿の内容は文句のつけようがない。父ルヴァンスレーヴは7年前のこのレース覇者。重賞連勝で父に続くことができるか。同じ道営のウィルオレオール(牡・小国博)も、ダートでは<3・2・0・0>とまだ崩れていない。前走の平和賞は遠征競馬でもきっちり差し切って重賞初制覇。左回り、マイルで結果を出したのはこの大一番に向けて大きな収穫だ。立ち回りがうまく、レースセンス抜群。川崎コースも無難にこなせそうだ。 地元からは、川崎に転入後2走ともに大差勝ちのホーリーグレイル(牝・内田勝)が吉原寛とのコンビで参戦する。父はダートで勝ち上がる馬が続出して注目の新種牡馬ナダル。未知の魅力たっぷりの大物牝馬がJRA勢にどのような競馬を見せるか、非常に興味深い。
東スポ競馬編集部