ケチなので、スーツやシャツをクリーニングに出したことがありません。これって普通ですか?
毎日着るスーツやワイシャツの手入れは、どのようにしていますか。クリーニングを利用している人はどれくらいいるのでしょうか。毎日使うものなので清潔感は保ちたいものの、クリーニングを利用する回数が多ければ費用負担が増大します。 本記事では、世間の人はクリーニングをどれくらい利用しているのかということや、まったく利用していない人の割合などを紹介します。
クリーニングを利用している人の割合
世間の人はクリーニングをどの程度利用しているのでしょうか。日本政策金融公庫が全国の20~60代の男女5000人に対しておこなった「クリーニングに関する消費者意識と経営実態調査」によれば、クリーニングを利用している人は61.6%、自分は利用していないが家族が利用している人は18.1%、まったく利用していない人は20.3%でした。 クリーニング店をまったく利用していない人は5人に1人なので、それほど少ない数とはいえないでしょう。また、利用している人に利用頻度を尋ねた質問に対しては、半年~1年に1回の人が約30%、2~3ヶ月に1回の人が約22%で、半数を超える人が利用しているとしても年に数回でした。
クリーニングを利用するメリット・デメリット
クリーニング店では衣類の状態や素材に合わせたクリーニングをおこなうため、自宅で洗う場合と比べて型崩れや色落ちなどのトラブルを防げます。仕上げにプロがアイロンがけをしてくれるので、自宅で洗うよりも仕上がりがよいことがメリットです。 一方、クリーニングを利用していると答えた人が多いスーツですが、頻繁に出すことはスーツのためにあまりよくありません。スーツは羊毛素材で作られていることが多く、羊毛はある程度の油分がないと風合いが失われてしまいます。 クリーニングに出すと油分が必要以上に失われて劣化してしまうのです。しかし、高温多湿の日本では汗をかくことでスーツが汚れるため、まったくクリーニングに出さないことも望ましくありません。対策として、クリーニングに出す回数をなるべく少なくすることが得策です。 そのために、スーツは1着だけを着続けるのではなく、3~5着用意して着回ししましょう。また、着た後はブラッシングしてホコリを落とし、毛並みをそろえることでスーツも長持ちします。また、ワイシャツも頻繁にクリーニングに出していると生地が傷みやすくなってしまうため、注意が必要です。