小芝風花“倫子”&亀梨和也“家治”、少しずつ近づく夫婦の姿に「この瞬間を待ってました!」の声<大奥>
小芝風花が主演を務める木曜劇場「大奥」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の第2話が1月25日に放送。第2話では、倫子(小芝)に対し、家治(亀梨和也)が少しだけ心を開く姿が描かれた。夫婦の距離が縮まっている様子が大きな反響を呼び、X(旧Twitter)では、「#フジ大奥」がトレンド入りを果たした。 (以下、ネタバレを含みます) ■「大奥」の内容を紹介 【写真】聡明な上に剣術にも長けている家治(亀梨和也) 本作は、連続ドラマとしては約20年ぶりに復活したフジテレビ系「大奥」シリーズ。さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女性の社会の縮図=大奥”で、たった一つの愛を得ようともがく女性らの戦いを描く。 ■倫子に続く数々の嫌がらせ…「大奥」第2話を振り返る 五十宮倫子は久我信通(鈴木仁)に大奥から逃げる手助けを頼むが、返書で信道が倫子の姉と結婚したことを知り、お品(西野七瀬)の腕の中で泣き崩れた。そんな倫子とお品に、松島の局(栗山千明)やお知保(森川葵)らは“大奥のしきたり”と、さまざまな嫌がらせを続ける。 徳川家治は田沼意次(安田顕)を老中首座に任命。裏で田沼とつながる松島の局は、倫子が世継ぎを身籠る前に、家治に自分たちの息のかかった側室をあてがうべく田沼と密談していた。 そんな折、高岳(田中道子)らが“御台様に上様の御渡りがない”とうわさ話に興じていると、それが倫子らの耳に入る。倫子は「そのようなことでしか人の価値を測れないなど、哀れな方たち」と高岳らに告げるが、大奥は将軍家の子孫繁栄のための場所なので、勤めを果たせず妻と言えるのかと反論されてしまう。 ある日、お品はお知保から松島の局に届けてほしいと言われ箱を預かる。だが、松島の局が中を確認すると、箱に入っていた焼き物が割れていたのだ。お品は自分の過ちではないと伝えるが、聞き入れてもらえない。 焼き物を金に替え、女中らに新しい懐紙入れを支給するつもりだったと言う松島の局は、経費を賄うため、お品にいとまを取らせるしかないと言い出す。それが狙いだと察した倫子は経費分紙入れを自分たちが作ると返す。 ■倫子と視聴者は大奥のしきたりに困惑 大奥には数多くのしきたりが存在していた。声を掛けるまでは自分から目を覚ましてはいけない、食事は一箸つけたら取り換える、厠に行くにも一人では行けないなど、理解のできないものばかりだった。 倫子を困惑させると同時に、「こんなにめんどくさいの!?」と視聴者を驚かせていた。そこへ救世主のように現れたお品は、大奥の決まりは自分が学ぶため、これからも倫子の世話は自分がやりますと堂々と宣言。 頼りになるお品に、倫子も目を輝かせていた。そんな倫子をあざ笑うかのように、お知保はお品には無理だと告げるのだ。 倫子のために、お知保の圧にも大奥のしきたりにも立ち向かっていくお品に、「頑張れ~!」という声が上がった。その一方で、お品をよく思っていないお知保らが、第1話でお品を監禁したように、第2話でも何かわなを仕掛けてくるのではないかと、心配する視聴者もいただろう。 ■倫子はお品のために奮闘する ある日、お品はお知保から松島の局に届けてほしいと頼まれる。しかし、それはお品にいとまを取らせるためのわなであった。箱に入っていた焼き物が割れており、お品は自分の過ちではないと伝えるが、松島の局もお知保も割っていないという証拠がないと話を聞かない。 そればかりか、倫子がお品を信じると発言すると、松島の局は、焼き物を金に替え、女中らに新しい懐紙入れを支給するつもりだったと告げる。 倫子は松島の局が倹約を好む家治を盾に、経費が足りないことを訴えながら、その対策案として人件費を減らし、経費を作るためにお品を辞めさせようとしていることに気が付く。 倫子は、お品を守るためにも、懐紙入れを自分らが作り、経費分を賄うと凛とした表情で言い返す。その表情には一切迷いがなかった。300人分の懐紙入れを明日の朝までにと聞いても、動揺せずに立ち向かう倫子は、大奥にいる誰よりも美しかった。 ■家治と倫子をつないだのは「トンボ」 さまざまな嫌がらせを受けながらも、懐紙入れを作り続ける倫子。そんな倫子を影から家治が見つめていた。トンボの絵柄を見つけ、トンボのよいところを話し始めた倫子に思うことがあったのか、家治は祖父・吉宗(伊武雅刀)と話した過去を思い出していた。 じーっと見つめる家治の視線に倫子が気付き、家治と初めてちゃんと目が合ったのだ。それだけではなく、家治の目はどこか優しさを含んでおり、倫子が家治の目を見ても、おびえなかったという貴重なシーンとなった。 その後、300人分を作り終えた倫子だったが、家治を出迎えなかったことを、松島の局に問い詰められてしまう。謝罪をしようとする倫子に、謝罪はいらぬと告げた家治は特に怒った様子もなかった。 そして、倫子の作ったトンボの絵柄の懐紙入れを手に取り、倫子にわしにもくれぬかと尋ねる家治。そんな家治に倫子は驚きながらもうなずいていた。 また、夜伽の際には家治が倫子に懐紙入れをもらった心付けを渡すなど、少しずつではあるが倫子に心を開く家治。Xでは「この瞬間を待ってました!」「この夫婦…尊い」と、距離の縮まりつつある夫婦の姿が反響を呼び、見事トレンド入りを果たした。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部