”浦和”色のスパイク履いて「倒せばいい」 2017年以来のダービーへ…RB大宮10番の気概
鹿島時代から“赤”に強いこだわり「赤以外の色を履いたのは、京都の1年目でちょっとだけ」
加えてチームのメインスポンサーが、昨季からレッドブルになった。この日、お披露目されたユニフォームにも、前面に赤い雄牛が入り、背面の“Red Bulls”という文字も赤で描かれている。クラブ内でもエナジードリンクのレッドブルは飲み放題で、普通に赤が見られるようになった。 そもそもプロのキャリアを鹿島アントラーズで歩き始めた豊川は、赤に強いこだわりがあり「京都の時もずっと履いていました。赤以外の色を履いたのは、京都の1年目でちょっとだけあったかなかったか。2年目、3年目はずっと赤だったと思います」と語った。来季、大宮がJ1に昇格した場合、2017年以来となるトップリーグでの「さいたまダービー」が復活する可能性があるが、「いいっすね。逆に赤を履いて、倒せばいいんじゃないですか」と、大宮の10番はニヤリと笑った。 大きなエネルギーを生み出す埼玉ダービーという特別で魅力的な試合がこの数年行われていないのは、日本サッカー界にとっても損失といえるだろう。一度リセットされた感もあるさいたまダービーを復活させるためにも、今シーズンの大宮はJ1に上がらなければいけないし、そのためには赤いスパイクを履くアタッカーのゴール、アシストが求められる。
河合 拓 / Taku Kawai