【統計の罠】「平均年収545万円」などの表記を見かけますが、「年収1億円」の人が一人でもいたら参考にならないデータになりませんか?
統計はあくまでも参考程度に活用しよう
年収などの統計を参考にする際には、平均だけではなく中央値も確認しましょう。調査対象者数が多ければ、平均の値も参考にならないとまではいえません。しかし、やはり中央値とは差が出るケースが多々あります。どちらも参考程度としつつ、目標設定や転職、貯蓄などに生かしていくとよいでしょう。
平均と同時に中央値も確認しよう
統計データをみると、平均と中央値がそれぞれ記載されていることがあります。また、これらには差があるケースが少なくありません。特に年収や貯蓄の平均の値は、一般的な人と比べて年収や貯蓄が非常に多い人が引き上げているのが普通です。とはいえ、調査対象者がとても多い統計などでは、参考にならないというほどの差は生じにくいでしょう。平均や中央値の概念を理解したうえで統計と向き合うことが大切です。 出典 厚生労働省 2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部