映画「まる」綾野剛が荻上直子の“闇”を体現、役作りで髪を赤く染める
「彼らが本気で編むときは、」「波紋」の荻上直子が監督を務めた映画「まる」より、綾野剛扮する売れないマンガ家・横山をフィーチャーした場面写真が解禁された。 【動画】堂本剛「まる」のために「街」を歌う 本作では、腕のけがで職を失った主人公・沢田の日常が◯(まる)に浸食されていくさまが描かれる。沢田を堂本剛が演じ、野心的なギャラリーオーナー・若草萌子に小林聡美、沢田と同じく現代美術家のアシスタントとして働く矢島に吉岡里帆、ミャンマー出身のコンビニ店員・モーに森崎ウィンがキャスティングされた。 沢田のアパートの隣人である横山。場面写真には彼が途方に暮れた様子でどこかを見つめる姿や、◯を手に沢田と見つめ合う様子が切り取られた。荻上が自身の“闇”を投影してもいる横山を具現するにあたって、綾野は彼女の青い髪からインスピレーションを受けて自身の髪を赤く染めた。台本上の横山は“いけすかなさ”が漂う、できれば関わりたくないタイプの人物像として描かれている。しかし綾野は、その攻撃的な言動の裏側に人間味や愛おしさを込め、チャーミングなキャラクターへと昇華させた。堂本は「綾野くんの横山が現場に来てくれて、関わっていく中で僕も沢田がどういう人物なのかをつかむことができた」と振り返っている。 「まる」は、10月18日より全国でロードショー。 (c) 2024 Asmik Ace, Inc.