【漫画】女装と男装…オンオフで強烈ギャップを持つ同僚の男女が、帰り道のスーパーで偶然出会う「こんなベタな展開も良いね」「触れたーー!」の声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、ガンガンpixivで連載されている『会社と私生活-オンとオフ-』の第65話『さつまいも』をピックアップ。作者である漫画家の金沢真之介さんが、2024月4月5日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、2.1万件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事では金沢真之介さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。 【漫画】オンオフギャップの真逆な2人が“野菜”で接触「オフよりも距離が縮まりそう」「てぇてぇ予感」の声 ■さつまいもを取ろうとして偶然触れてしまった手 仕事は優秀、プライベートではロリィタ女装が趣味というギャップを持っている甘田奏太郎。そして職場では地味な格好の阪久明は、私生活では派手な男装パンクファッションが趣味だ。それぞれ逆方向に激しいギャップの持ち主…本作は、そんな2人の仕事と私生活を描いている。 ある日、甘田は仕事帰りに「今日は蒸し野菜にしよう」などと考えながらスーパーで買い物をしていた。そこでまわりを見渡すと、「さつまいも 1本120円」の文字が。お得なさつまいもを買おうと甘田が手を伸ばすと、誰かの手とぶつかる。甘田と同じタイミングでさつまいもを買おうとしていたのは、同僚の阪久で…。 “変身後”の姿ではイイ感じながら、“変身前”の姿でもプライベートな交流を果たした似た者同士。SNSでは「こんなベタな展開も良いね」「触れたーー!」「オフよりも距離が縮まりそう」「さつまいも超安い」「てぇてぇ予感」など反響の声が上がっている。 ■さつまいもの花言葉は“幸運” ――『さつまいも』を創作したきっかけや理由があればお教えください。 オン(会社)の状態で、会社外で出会うシーンを描きたいなと思っていたからです。尚且つ、甘田さんと阪久さんが趣味のために自炊で節約をしているというリアルさを伝えたかったので、スーパーにしました。 ――本作では、甘田さんの手と阪久さんの手が意図せず触れてしまう場面が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。 実は野菜にも花言葉があって、さつまいもには「乙女の純情」、「幸運」という意味があります。それと、二人が会話をしている背景に映っているセロリにも「会える幸せ」という花言葉があって、何気ないシーンですがここもこだわった部分です。とても細かい部分ですけど、気づいてもらえたらより楽しめるかなと…。 ――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。 本屋などで、本を取る際に手が触れてしまうシーンは王道の展開だと思うのですが、それを野菜に置き換えたら“見たことあるようで見たことのない”シーンになったのが個人的には気に入っています。セリフで言うと、甘田さんに声をかけられた阪久さんが「人違いです」と返答する所は、阪久さんのキャラが出ているセリフになっていて気に入っています。 ――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか。 ストーリーは妻が考えているのですが、妻いわく「2人の生活を覗き見ている感覚」でお話を考えているそうです。甘田さん、阪久さんのキャラクター像がはっきりしているからこそ、「このときこのキャラはどうするか?」を考えれば自然とストーリーが生まれるんだと思います。 ――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか。 甘田さんがロリィタを着ているときは、なるべく男性がロリィタを着ている体格になるようにしています。特に肩幅や手などは男性よりにしています。同じ男性でも甘田さんと保で骨格が違うので、そこは描き分けるようにしています。 ――今後の展望や目標をお教えください。 最後まで納得いく形で描き進めることです。 ――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします! この先もドキドキする様な展開が待ち受けているので、まだまだ楽しんでいただけると思います!これからもよろしくお願いします!