平本丈、プロ2戦目は無念の一本負け 木村琉音が腕十字が固めで鮮やかに極める
■『宗明建設Presents DEEP 122 IMPACT』(4日・後楽園ホール) ◯木村琉音 - ×平本丈 1ラウンド 2分21秒 腕十字固め 【写真】平本丈のセコンドについた兄・平本蓮 昨年大みそかの『RIZIN.45』でプロ格闘家デビューした平本丈(21)が、プロ2戦目の試合で昨年のDEEPフューチャーキングトーナメント優勝の木村琉音(20)と対戦し、1ラウンドで腕を捕らえられ無念の一本負けを喫した。 若手ファイター同士によるフレッシュな試合は、開始早々の木村のローキックに丈が左フックを合わせ、再び木村が蹴ってきたところに丈が合わせてテイクダウンに成功。しかし下になった木村が丈の腕を捉えて腕十字の体制に入ると丈は場内モニターを見てポジションを冷静に把握し、セコンドの声を聞きながら上から潰してピンチを脱しようとする。 一旦は距離を潰して危機をしのいだかに見えたが、木村はなおも腕を離さず再び体制を変えながらチャンスを狙い、スキをついた一瞬で丈の腕を伸ばして一気に極めて、見事な一本勝ちを飾った。 敗れた丈は「やられた」という表情を浮かべたが、すぐに立ち上がって木村と握手してセコンドで兄の平本蓮や大塚隆史コーチと悔しさをにじませながら退場した。丈のプロ戦績はこれで1勝1敗、一方の木村はこれがプロ初白星となり、丈と同じく戦績を1勝1敗とした。