NEWS「どこにいても、NEWSの音楽でホームにしてみせます!」 ファン1万1000人とテンション爆上がり 全国ツアーファイナル公演
アイドルグループ「NEWS」が17日、千葉県船橋市のららアリーナ東京ベイで、最新アルバム「JAPANEWS」(8月7日発売)を引っ提げた全国ツアー(8都市17公演)のファイナル公演を開催した。2003年にシングル「NEWSニッポン」でインディーズデビューしたメンバーが原点に立ち返り、今の日本をガイドしながらファンと旅に出るというコンセプトを軸に、NEWSならではのテンション爆上がりソングと珠玉のバラードを織り交ぜた27曲を披露した。
生バンドの演奏の中、小山慶一郎(40)、増田貴久(38)、加藤シゲアキ(37)が青い法被とピンクのはかま風の衣装で勢いよくステージに飛び出すと、アルバムリード曲「JAPANEWS」に続いて「ROOOTS」「NEWSニッポン」「BLUE」とテンション爆上がりソングを序盤から連発。そしてセンターステージに移動し、息ぴったりに「チャンカパーナ」をファン1万1000人と一緒に歌って踊った。
「会場はどこにいても、NEWSの音楽でホームにしてみせます!」と宣言していた小山が「ツアーラストでございます。楽しんでますか?」と客席に問いかけると、声援の中に混じる野太い声をキャッチして「メンズー!」と客席をあおった。男の声だけで返ってきた声を聞き「フェスに出だしてからメンズ(のファン)が増えました」とうれしそうに語った。 今年9月15日に全シングル曲とアルバム楽曲を含む500曲のサブスクリプション配信を解禁したことで、名曲ぞろいのNEWSに幅広い新規のファンが増えていることも要因だ。 終盤では「U R not alone」を会場一帯となってアカペラで大合唱。代表曲「Weeeek」も全員でジャンプして大盛り上がり。続く「we are team NEWS」では、ツアースタッフがステージ上のメンバーの背後に集結するサプライズが。「ツアー完走おめでとう!」とスクリーンにねぎらいのメッセージが躍り、メンバーを感激させた。 最後のあいさつで小山は、悩みや苦しみを抱えながらも、NEWSのライブを励みにして来てくれたファンに「よく頑張った。お疲れさま」とねぎらいつつ「きょうはパワーがたまりましたか? きょうたまったパワーで明日から頑張れよ!」とエールを送った。 増田も「僕はNEWSの音楽が大好きです。〝手前ミソスープ〟になってしまいますが…」とテゴマスの楽曲タイトルになぞらえつつ「自分にとっても応援歌になる歌に出会えています。これからも、少しでもみんなの何かにできる曲や活動ができたら」と語った。 そんな決意を象徴するように、最後に「日出づる処」を歌った。NEWSの音楽がこれからもファンの未来を明るく照らす。 ◇野沢雅子が〝降臨〟 ○…日本を象徴する文化のアニメ界から、超が付く大御所が今回のNEWSツアーのために降臨した。旅のナビゲーターは、「ドラゴンボール」の孫悟空の声優などで知られる野沢雅子(88)。「こんにちは」を意味するさまざまな国の言語が飛び交った後、「世界の皆さん、こんにちは」と呼びかけるオープニング映像でステージが幕を開けた。 今回のステージについて加藤は「野沢雅子さんのナレーションに始まり、あらゆる楽曲が並んだアルバムを軸に、楽しいアトラクションのようなライブです」と説明。今年できたばかりのららアリーナは初見参で、「そんなライブを初会場であるららアリーナで披露できること、とても光栄に思っています」とコメントを寄せた。
中日スポーツ