【ベトナム】テーゾイ、監視カメラの販売台数3.5倍に
ベトナムのデジタル機器販売最大手のテーゾイ・ジードン投資(モバイル・ワールド・インベストメント、MWG)は、今年初めからこれまでに全国のチェーン店で監視カメラ40万台余りを売り上げたと発表した。前年同期の3.5倍に相当する。通年では65万台の販売を見込んでいる。14日付VNエクスプレスが報じた。 監視カメラは近年販売が伸びており、特にファミリー層で購入が目立っている。税関総局のデータによると、過去5年間に監視カメラ1,600万台余りが輸入された。情報通信省は、2025年までに全国の監視カメラの台数は、人口の5分の1に相当する2,000万台を超えると予想している。 テーゾイの担当者は、技術の進歩と消費者の需要が高度化、多様化していることが監視カメラ市場の拡大を促していると指摘する。現在の監視カメラはスマートフォンでの遠隔操作や動体検知、会話、ビデオ通話などが可能で、ユーザーは離れた場所から家族やペットの様子を確認することができる。ただ、出所不明の監視カメラをオンラインで購入し、詳しい知識なしに自分で設置した場合、サイバー攻撃に脆弱(ぜいじゃく)になり、情報が漏えいする恐れがあるとしている。