ドジャースがワールドシリーズ制覇、ヤンキースに勝利
(ブルームバーグ): 米大リーグ、ワールドシリーズの第5戦は、ドジャースがヤンキースを破り、8回目のシリーズ制覇を果たした。AP通信が伝えた。
第5戦は30日(日本時間31日)にニューヨークで行われ、大谷翔平選手が所属しているドジャースが7対6でヤンキースに勝利。その結果、ドジャースが4勝1敗でワールドチャンピオンとなった。
山本由伸選手も所属するドジャースの試合の行方に関心が集まる中、金融機関の社員からは日本の就業時間と重なる米国での試合の状況をリアルタイムで把握する方法がないと嘆く声が上がっていた。コンプライアンスの観点などから個人の携帯電話が使用できないためだ。
ドイツ銀行の社員によると、麻布台ヒルズ(東京都港区)16階にあるトレーディングフロアのテレビは経済ニュースチャンネルに固定され、ディーリングルームでは個人の携帯電話が使用できず、リアルタイムで試合を観戦する方法はほぼない。トレーダーが未承認の取引を行ったり、情報を漏らしたりすることを防ぐため、こうした環境になっている。三菱UFJ信託銀行や、ブルームバーグが取材した国内および外資系金融機関2社でもほぼ同じ規定だった。
金融情報端末で流れてくる試合の最新情報をチェックする人もいるが、業務終了まで試合を見ないようにしているトレーダーは多かったようだ。
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