隠すモノではなく見せる家具のひとつ。“物置”の常識を覆す田窪工業所の「BELOS」とは
部屋の中の収納は、暮らしていて目に入る場所にあることが多いため、整理整頓にモチベーションが生まれやすいと言えますが、一方で屋外収納である物置は乱雑に扱われがちです。 【床枠のレール溝をなくし凍結による地面の盛り上がりにも強い「本体下レール」】 そうした物置も「見せる収納」のひとつとして再定義しようとしているのが鋼製物置および家庭用品メーカーの田窪工業所。同社の「B-series」(オープン価格)は、空間に溶け込むデザイン性と、生活を豊かにする機能性を両立させた新型物置で、新ブランド・BELOS(ヴェロス)の第一弾として発売予定です。
今ドキの物置はあえて見せるのがイイんです
ブランド名のBELOSはBeautiful(美)、Evolution(進化)、Luxury(高級感)、Only(唯一)、Sustainable(持続可能)の頭文字をあわせた造語。それぞれの要素を含むよう開発された「B-series」には、デザインおよび機能面に大きなこだわりがあります。 デザイン面では、本体色を、エクステリアのカラートレンドに合った艶消し(サテン調表面仕上げ)のブルイッシュグレーに統一(屋根、床は除く)。外観もできる限り直線的でフラットとなっており、ボディー全体を同色・同質感にすることで自然と開口部の方向に視点が向かうようになっています。扉のカラーバリエーションはブルイッシュグレー(GR)、ルミナスシルバー(LS)、アンバーゴールド(AB)の3色から選択できます。 機能面の注目ポイントは大きく3つあります。 1つめは仮ロックの解除から扉開閉まで片手で行える「ロック一体型ハンドル」。これにより、片手に荷物を持った状態でも扉の開閉や仮ロックがラクに行えます。また、明かり採り付ロック解除機構も搭載しており、万が一物置内で本ロック状態になったとしても庫内から解錠できて安心です。 2つめは扉下レールをなくし、本体下レールを設置した点。床枠のレール溝がなくなったことで日々の掃除も簡単で、凍結による地面の盛り上がりにも強い構造となっています。また、戸車の位置調整も扉を外すことなく行え、庫内からたてつけ調整が可能。雨水やごみの影響によるトラブルが少ない滑らかな連動吊り戸式扉で、設置状況にあわせて片開きの扉は右開きと左開きが選べます。 3つめはパネルは雨水の浸入を軽減する、特許出願中の独自壁パネル構造。密閉率を格段に向上させており、高圧洗浄機などを用いた実験でも水の侵入はほぼありません。床の耐性も大きく向上しており、コンクリート製布基礎の場合、従来の同社製品の約1.5倍となる強度9000N/平方メートルを誇ります。 さらに、豪雪地帯向けに約150cmの降雪まで耐えられる「豪雪型」も別途用意されています(一般型とロック機構などが一部異なります)。間口(mm)は1730、2130、2530、2930の4タイプ、奥行き(mm)は1400、1800、2200の3タイプから選べます。家になじむデザインのおしゃれな物置で、アウトドアなどの趣味をより充実させてみませんか。
<文/&GP>