近畿各地で今シーズン一番の冷え込み 京都・奈良・和歌山で初氷など 冬の便り続々
けさの近畿地方は、広い範囲で今シーズン一番の冷え込みとなりました。京都と奈良、和歌山で初氷、神戸と和歌山で初霜を観測するなど、冬の便りが続々と届いています。今日20日の日中は各地で晴れ間が広がり、寒さが幾分和らぐ見込みです。
京都・奈良・和歌山で初氷 神戸・和歌山で初霜を観測
昨夜から今朝にかけて、近畿地方では広範囲で晴れて、放射冷却現象が強まりました。 けさの最低気温は、大阪市で2.2℃、京都市で1.2℃、神戸市で3.0℃、奈良市で-0.9℃、和歌山市で1.1℃など、近畿地方で気温を測るアメダス64地点のうち、約7割の地点で今シーズン一番の冷え込みとなっています。 また、けさ最も気温が下がった滋賀県甲賀市の信楽では-5.1℃を観測し、今シーズンに入って近畿地方で初めて-5℃を下回りました。 冷え込みが強まったことにより、各地から冬の便りが届いています。 ○初氷 ・京都 昨年より16日遅く、平年より18日遅い ・奈良 昨年より2日早く、平年より26日遅い ・和歌山 昨年より2日早く、平年と同じ ○初霜 ・神戸 昨シーズンより16日早く、平年より11日早い(昨シーズンは2024年1月5日に観測) ・和歌山 昨年より6日早く、平年と同じ ※9時20分追記 彦根でも初霜が観測されました。昨年より24日遅く、平年より23日遅い発表です。
日中は晴れ間広がる 日差しを大掃除に活用
今日の近畿地方は、高気圧に緩やかに覆われる見込みです。薄雲のかかる時があるくらいで、午後を中心に晴れ間が広がるでしょう。 朝は厳しい冷え込みとなった所が多いですが、日中の気温は10℃以上まで上がる所が多い見込みです。まだ空気の冷たさは残るものの、日差しのもとでは寒さが幾分和らぐでしょう。 明日21日は広範囲で雨が降り、その後は再び強い寒気が流れ込む見込みです。今日の日差しを活用し、年末の大掃除をある程度進めておくと良いでしょう。
日本気象協会 関西支社 藤川 徹