R36「GT-R」はR34のようなルックスに原点回帰か!? クラシックなボディに収まるエンジンは「1000馬力の4.1リッター」もラインナップ
R34のようなルックスをまとった「アルティザンGT-R」
日本が世界に誇る日産自動車のフラッグシップスポーツカー・R35型「GT-R」は、すでに誕生から17年が経過。これまで絶え間なく進化を続け、一線級のパフォーマンスをキープしてきたものの、さすがに古さを感じさせる部分も出てきました。 【画像】「えっ!…」これが順調に製作が進むR35ベースの「アルティザンGT-R」です(25枚)
そんななか日産自動車は、2024年3月に発表の2025年モデルをもって、R35型の生産終了をアナウンス。ただし同社は「GT-R」を、ブランドを代表する大切なモデルと位置づけており、今後も開発を検討していくとしています。 次世代型がピュアエンジン車なのか、ハイブリッド車なのか、それとも電気自動車なのかは未知数ですが、ファンを中心に期待が高まっているのは事実です。 そうした次世代型「GT-R」が「こんなモデルになるといいよね」と期待を込めてレンダリング画像を公開したのが、カーデザイナーのロマン・ミヤ氏とアバンテ デザイン社です。 彼らが2022年に「R36スカイラインGT-R」と題してInstagramに投稿したそのレンダリング画像は、まるで実車のような仕上がりで話題を集めました。 それもそのはず、レンダリング画像の設計や開発、3Dモデリングには6か月以上もの時間を費やしたのだとか。そうした努力と情熱の結果、実車と見間違うほどの「R36スカイラインGT-R」のレンダリング画像が完成したというわけです。 ●レンダリング画像が待望の実車化! ベースはR35型「GT-R」 「R36スカイラインGT-R」のレンダリング画像は、あまりにも現実味のあるものだったことから、公開直後よりファンの間で「これが実車になるといいのに」という声が挙がります。 そんなファンの声が後押しとなったのか、「R36スカイラインGT-R」は実車化へ向けて動き出しました。 製造は、「R36スカイラインGT-R」を製造するためにドイツに設立された会社・アルティザン ビークル デザイン社が担当。 製造されるのは完全にオーナーの要望を反映したオーダーメイドのスペシャルモデルで、「アルティザンGT-R」と名づけられています。 ベースモデルは日産のR35型「GT-R」で、アルティザン社に持ち込まれた車両を「アルティザンGT-R」へとモディファイしていきます。 その工程は大がかりなもので、まずはボディパネルを交換することで、エクステリアをR34型のようなデザインに。各パネルは軽量かつ高剛性のカーボンファイバー製を採用しています。またヘッドライトとリアコンビネーションランプも、R34型を思わせるデザインの専用品へと交換されます。 全体的にモディファイされるインテリアも見どころ。カーボンファイバー製のパネルやアルカンターラを多用し、レカロ製シート、ステアリング、シフトノブも新たなデザインのものへと交換されています。 また、インパネ中央には大型のディスプレイが備わっており、インフォテイメントシステムもイマドキのものに刷新されることがうかがえます。