衆院選、福井県内2選挙区に10人が立候補へ 自民党は稲田氏公認、高木氏を非公認
衆院選の福井県内2小選挙区には、現行の区割りとなった2014年以降で最多の10人が立候補を予定している。自民党は10月9日の選対本部会議で、福井1区前職の稲田朋美氏(65)=福井市=の公認、2区前職の高木毅氏(68)=敦賀市=の非公認を決めた。派閥裏金事件を踏まえた対応で、稲田氏は比例代表への重複立候補ができない。2区は、1996年に小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、県内選挙区で初めて自民の公認候補が不在となる可能性が高い。 1区は政党公認候補4人と無所属1人が立候補を予定。稲田氏のほか、立憲民主党が9日に擁立を正式決定した元越前市職員の新人波多野翼氏(39)=永平寺町、共産党新人の金元幸枝氏(66)=永平寺町、参政党新人の田中こはる氏(38)=越前市出身=が出馬する。立民を離党した西山理恵氏(48)=勝山市=は無所属で挑戦する。 同じく5人が準備する2区は、9選を目指す高木氏が無所属で出馬する意向。立民が新人の辻英之氏(54)=小浜市=を擁立し、元職で福井県議の斉木武志氏(50)=越前市=は日本維新の会から立候補する。共産は新人の小柳茂臣氏(70)=鯖江市=を立てた。自民元職の山本拓氏(72)=鯖江市=も出馬意向を示している。