ビギナー必見! バイクキャンプの積載に必要な道具を徹底解説【コバユリのキャンプツーリング入門】
こんにちは! バイク乗りエッセイストの“コバユリ”こと小林夕里子です。バイクキャンプ歴約20年の経験を活かして、「今年こそ(今年も)キャンプするぞ!」と準備を進めているライダーの皆様にお役立ち情報をお届けする連載。今回は、バイクキャンプには欠かせない「荷物の積載」についてです。 【画像】積載に必要なアイテム・使い方などをギャラリーで見る(14枚) 「ちょっとした荷物しか載せて走ったことがない自分に、キャンプ道具を積載なんてできるだろうか?」と不安に思うビギナーさんは多いと思いますが、いくつかのポイントを抑えれば誰でもできるようになるので安心してくださいね。 それでは早速、「理論編」「道具編」「実践編」に分けてお伝えしていきたいのですが、「理論編」に関しては、すでにまとめた記事が公開されているので、そちらをぜひごらんください。
バイクキャンプの積載術【道具編】:必要なのは「収納具」「土台」「固定具」
キャンプ道具をバイクに積載するために必要な道具については、前述の記事でも少し触れているのですが、ここで改めて掘り下げていきます。大きく分けて3つの道具を使って積載します。 ────────── ①荷物をまとめるための「収納具」 ────────── キャンプ道具をまとめてバイクに載せる「収納具」には、ボックス(=ハードケース)とバッグがあります。 まず、ボックスを使うメリットとデメリットをまとめます。 <ボックスを使うメリット> ・難しいことを考えずにキャンプ道具をぽんぽん入れても、いつも決まった形に積載できる。 ・万が一バイクを倒してしまったとき、外からの衝撃から荷物を守れる。 ・雨に降られても荷物が濡れない(ただし防水仕様ではないボックスもある) ・鍵をかければ盗難防止になる <ボックスを使うデメリット> ・荷物を少なくしてもボックスの形は決まっているので、積載のボリュームは変えられない。 ・頑丈なボックスほどそれ自体に重量があるため、車重も増えて取り回しや走行感が重くなる。 次に、バッグを使うメリットとデメリットをまとめます。 <バッグを使うメリット> ・荷物の量に応じて積載の大きさを変えられる(形固定のシートバッグを除く) ・内容物の量や詰め方によってバッグの形が変わるので、たくさんの荷物も工夫次第で詰め込むことができる ・テントの中に入れてもボックスほど場所を取らない。 ・大きさや色、デザインなど豊富な選択肢から選べる。 <バッグを使うデメリット> ・防水仕様のものでないと荷物が雨に濡れる(別途レインカバーやインナーサックで防水する) ・布製のため盗難防止策を施しにくい。 ボックスとバッグではルックスもだいぶ異なるので、それぞれのメリット・デメリットを考慮しつつ、自分のバイクやスタイルに合ったものを選びましょう。荷物の量にもよりますが、60リッターくらいの収納容量があれば、1泊のキャンプ道具を運ぶことができます。