【NFL】QBマッカーシーの成長を見るのが待ちきれないと語るバイキングスLBキャッシュマン
ラインバッカー(LB)ブレイク・キャッシュマンはその浅いNFLキャリアの中で、新人クオーターバック(QB)の両極端を見てきた。今オフシーズンにミネソタ・バイキングスに加入したキャッシュマンは、QBザック・ウィルソンが試練のルーキーシーズンを過ごす中で苦戦を強いられていた2021年に、ニューヨーク・ジェッツの一員だった。しかし、昨季をヒューストン・テキサンズで過ごしたキャッシュマンは、C.J.ストラウドが輝かしいルーキーシーズンに人々を魅了するところを目にしたばかりでもある。
つまり、キャッシュマンは最近、バイキングスの新人QBであるJ.J.マッカーシーをかなり高く評価しているが、それは話している内容を自分の目で確かめた上での意見だと言える。
『The Jim Rome Show(ザ・ジム・ローム・ショー)』に出演したキャッシュマンは「(彼は)21歳だけど、素晴らしい若者だ」とコメント。
「リーダーであり、学びに熱心だ」
「入団してから臆病になったり、気弱になったりする若手選手は多いけど、彼は満面の笑みでロッカールームを歩き回って、握手して、みんなと打ち解けようとしている」
それは、ミシガン大学時代にスマートかつタフで、競争心の高いクオーターバックとして評価を得ていた上に、今年1月に行われた全米選手権を含めて過去2シーズンでチームをプレーオフ進出に導いたマッカーシーにとって、上々の滑り出しだと言えよう。
バイキングスはトレードアップして2024年NFLドラフトの全体10位でマッカーシーを指名。マッカーシーはベテランQBサム・ダーノルドと先発の座を争うと見られており、ヘッドコーチ(HC)のケビン・オコンネルは、どのクオーターバックも立場が約束されていない状況で、トレーニングキャンプで“競争的な環境”が生まれることを期待していると述べている。
トレーニングキャンプを控える中、キャッシュマンは現時点ではミニキャンプやOTA(チーム合同練習)でマッカーシーの才能を垣間見たに過ぎないと認めた一方で、これまで目にしたものには――マッカーシーの腕の才能には特に――感銘を受けている。