「ＡＩ時代の価値観」テーマに京都会議、来年９月に開催…マルクス・ガブリエル氏ら参加
ＡＩ（人工知能）時代の哲学創造に取り組む京都哲学研究所（共同代表理事・出口康夫京大教授、澤田純ＮＴＴ会長）は２２日、各界のトップや有識者らが集まる国際会議「京都会議」を来年９月２３、２４日の２日間、京都市の国立京都国際会館で開催すると発表した。 【図表】生成ＡＩ開発企業の間で原子力発電の活用が進む
第１回となる来秋の会議には、同研究所のシニア・グローバル・アドバイザーに就任したドイツの哲学者マルクス・ガブリエル氏や、哲学者で米バージニア大教授のエドワード・フリーマン氏、出口氏ら国内外の著名な有識者のほか、財界から澤田氏や日立製作所の東原敏昭会長、メディア界から米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどを発行する米ニューズ・コープのロバート・トムソン最高経営責任者、博報堂の戸田裕一会長、読売新聞グループ本社の山口寿一社長らが参加する予定だ。
同研究所は、経済や技術一辺倒ではない「多層的な価値」を包摂する社会の在り方について、世界に提案していくことを目指している。会議では「ＡＩ時代にこそ必要となる価値観」などをテーマに意見をかわす。今後、さらに科学技術や文化・芸術分野の著名人らにも広く参加を呼び掛けるという。
