吉高由里子の決意した表情が 大河ドラマ『光る君へ』月夜ver.ビジュアル公開
2024年1月7日から放送されるNHK大河ドラマ『光る君へ』の新ビジュアルが公開された。 【写真】先行して公開されていたまひろの人生観を表現したビジュアル NHK大河ドラマ第63作目となる本作は、平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した、紫式部/まひろを主人公としたドラマ。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に挑戦する。紫式部役で吉高由里子が主演を務め、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本を手がけるのは、『セカンドバージン』(NHK総合)、『恋する母たち』(TBS系)などの大石静。 公開されたビジュアルは、主人公・紫式部/まひろ(吉高由里子)が月夜に照らされた凛とした表情を切り取ったもの。先行して公開されていたメインビジュアルは、まひろの人生観を表現。今回のバージョンでは、まひろが宮中で作家として生きていく様子が表現されている。 制作統括の内田ゆきは、「平安ならではの装いもぜひご覧いただきたい、というのが、この月夜バージョン発想のきっかけでした。幾重にも重ねた衣で、美と個性を表現する、この時代ならではのファッションです」と作成意図を解説。デザインを手がけたクリエイティブディレクターの市耒健太郎は、「美しい平安の装いの中で、月光に吸い込まれるように、作家として生き抜く決意をした瞬間の紫式部を想像しながら撮影しました」と振り返った。 なお、月夜ver.のビジュアルは、アートディレクターを田部井美奈、カメラマンを熊谷勇樹、プロデューサーを村井大智がそれぞれ担当している。 コメント ●内田ゆき(制作統括) 光る君への主役「紫式部=まひろ」は、メインビジュアルの吉高由里子さんの美しくも謎めいた表情で見ていただくとして、平安ならではの装いもぜひご覧いただきたい、というのが、この月夜バージョン発想のきっかけでした。幾重にも重ねた衣で、美と個性を表現する、この時代ならではのファッションです。選ばれたシチュエーションは意外にも夜。柔らかな月光の中に、凛とした眼差しのまひろが座っていました。清らかな白地に鳳凰の文様が映える袿(うちき)、襟から流れ出る鮮やかな紫。装いのあでやかさもさることながら、静かに光り輝く強さを感じさせる吉高さんのまひろに、一瞬で心奪われました。この月夜バージョンで、平安の美を体現するかのようなまひろの姿をご覧いただき、なおいっそう「光る君へ」にご期待くださいますよう、よろしくお願いいたします。 ●市耒健太郎(クリエイティブディレクター) だれにでも、一生を変えることのできる一夜がある。 このビジュアルは、美しい平安の装いの中で、月光に吸い込まれるように、作家として生き抜く決意をした瞬間の紫式部を想像しながら撮影しました。 「わたしを生きてみせる」 その背景に、実は、彼女の創造性は、いろいろな「わたし」の交差から生まれたのではないでしょうか。 女性としての「わたし」。 母親としての「わたし」。 流行作家としての「わたし」。 ひとりぼっちの「わたし」。 恋人としての「わたし」。 …… 運命に翻弄されながらも、意志と才能で時代を駆け上がっていく吉高由里子さん演じる紫式部。 放送回ごとに、今夜はどのような「わたし」に出会えるのか。そんな見方も楽しめる一年の大河です。
リアルサウンド編集部