都議会に「都民ファーストの会」音喜多氏らの会見(全文1)情報公開を徹底
都民ファーストの会の地域政党化について
質疑応答は、最後にまとめてお受けしたいと思います。続きまして、この都民ファーストの会。政治団体、都民ファーストの会の地域政党化について申し上げます。今回、現職の都議を正式に3名、公認をしたことで、都民ファーストの会はいわゆる地域政党としての活動を始めていきます。結党宣言や、党綱領、そして、政策などは、現在、鋭意作成中でございまして、こちら完成次第、順次、公表させていただきます。基本的には小池百合子知事が掲げる東京大改革を実現するために活動し、来たる都議会議員選挙では、改革勢力で過半数。こういったことをしっかりと目指して活動してまいりたいと思います。また、東京都23区や、また市議会のほうでも、現在、都民ファーストの会、豊島区議団が誕生しておりますが、こういったものを都内各地の議会に設立をして、改革勢力を育てていく、拡張していくということも、積極的に検討していきたいと考えております。 なお、都民ファーストの会は1次公認に当たりまして、われわれ現職の都議や区議も、例外なく公平に選考の試験に参加をしております。その際に、あらぬ疑念を持たれないために、選考委員会が開かれる前の1月14日。1月14日付で代表、会計責任者、会計実務者の3役から、われわれ都議、区議は全てのいております。現在の代表には、東京都知事政務担当特別秘書の野田数が就任をしております。 なお、小池百合子知事本人は、当面、予定されている予算策定を含めまして、都政の重要課題にしっかりと取り組むために、現在のところ、都民ファーストの会のあらゆる役職には就いておりません。
新会派の結成について
続きまして、新会派の結成について申し上げます。都民ファーストの会から、都議3名が公認を得たことで、当該の都議会議員3名で新会派を設立いたします。会派名は、都民ファーストの会東京都議団です。この都民ファーストの会東京都議団の幹事長には、私、音喜多駿が就任をさせていただきます。地域政党、都民ファーストの会同様、政策などは、今後、発表していくことになりますが、基本的な政治姿勢のみ、本日は発表させていただきます。 これは今までも知事が繰り返し、述べてきたとおりですね。1番目は徹底した情報公開。今、小池百合子知事が誕生して、都政では、だいぶ光が当たっております。今まで、のり弁と言われていた資料も公開されるようになりました。翻って東京都議会は、まだまだブラックボックスが根強く残っていると、われわれは認識をしております。1例を挙げれば、都議会の運営を全て決める都議会の議会運営委員会。この理事会は全て非公開で行われています。また、われわれの議員報酬などの待遇を決める、都議会のあり方検討会。こういった会議体も、一切メディアや都民が入れない非公開の会議体で運営をされておりました。こういった都議会のブラックボックス、閉鎖体質を改めて、情報公開を徹底していく。そのためには、都議会のやはり改革勢力で過半数というものが必要ですから、そういったものをしっかりと目指していくというのがまず第1の政治姿勢となります。 そして2点目は都議会議員待遇の見直しです。先般、知事も知事報酬を大幅に引き下げを行いまして、都知事と都議会議員の給与が逆転しているということも話題になっております。この議員報酬が高過ぎるのではないか、額面が高過ぎるのではないかということはわれわれもかねてから問題提起をさせていただいているところでございます。 ここに関しましては現在、都議会では公明党さんが具体的な案を示されております。給与の2割カット、そして政務活動費の10万円カット、そして、費用弁償の実費支給、こういったものを基軸としてわれわれも都議会全体でコンセンサスが取れる提案というのをお示しして、われわれ任期中、残り半年となりましたが任期中に必ずこの都議会議員の待遇の見直しというのを実現していきたいと考えています。 そして3点目が都民ファーストの視点からの大胆な政策、予算の提案ということです。今後、知事はもう今週にも予算大綱が発表されます。保育士さんの待遇改善であるとかいろんなところに予算が付いていますが、それはすなわち、なんらかの予算を削っていくということでもございます。そういった予算の組み替え、予算の入れ替え、政策の入れ替えというのは既得権益にとらわれない、しがらみのない姿勢が必要です。そういった知事の政策、予算立案をしっかりと後押ししていくために、われわれも都民ファーストの観点、そしてワイズスペンディングの観点に基づいた政策や予算というのを立案して、しっかりと知事の改革を後押ししていきたいと、そのように考えております。繰り返しになりますが地域政党、都民ファーストの会、そして東京都議団は東京大改革を支持する議会内の勢力とも連携を図りながら、改革勢力での議会の過半数を目指すということで今後、都議会の中でも積極的に活動を続けていくという次第でございます。 私からの説明は以上となりまして、ここからは皆さまの質疑応答を受け付けたいと思います。よろしくお願いします。