【舞台裏】高橋優、地元・秋田を野外音楽フェスで盛り上げる 開催に込められた特別な思いを取材
シンガー・ソングライターの高橋優さん(40)が、地元・秋田で野外音楽フェスを開催。その裏側に密着し、イベントへ込められた高橋さんの思いを伺いました。 【画像】高橋優さんのフェス今年は能代市で 雨の中での開催も約1万6000人を沸かせる “音楽”と“笑い”、そして“食”で秋田を盛り上げる『秋田 CARAVAN MUSIC FES 2024』。ステージには高橋さんをはじめ、AIさんや氣志團、斉藤和義さん、キンタロー。さん、ニューヨーク、とにかく明るい安村さんら計13組の豪華アーティストとお笑いタレントが登場し、9月21・22日の2日間で約1万6000人(主催者発表)の観客を沸かせました。 主催者の高橋さんは前日から会場入り。ステージを見て回ったり、“食”で一緒にフェスを盛り上げる仲間へ声をかけたりと、積極的に交流をしながら準備を進めていました。 そして、フェス当日には、12組の参加ゲストへ“秋田への思い”をつづった直筆の手紙をおくった高橋さん。さらに、あいにくの天気となったイベント中には、「雨の中足を運んでくれた観客のみなさんと同じ環境で楽しみたい」と高橋さんは観客と同じ場所から、ステージや食事を楽しむ姿も見られました。
■高橋優「音楽で地元を盛り上げたい」 フェス開催への思い
――フェスには秋田グルメなどのお店が出店されているんですね? 県外から来られる方もたくさんいますし、秋田に初めて来るとかそういう人たちに例えば“しょっつる焼きそば”とか、“きりたんぽ”とか、秋田のおいしいものをみなさんに召し上がっていただきたいなと思っているんです。 ――野外で開催することの魅力はありますか? 天候に左右されるので、ちょっと誤解がうまれるかもしれないですけど、自分たちの無力さを痛感するんです、雨とか降ると。でも、「俺らってそんな中でも同じ時間過ごしたね」とか「こんな風強く吹いているけど一緒にしゃべったり同じ時間に同じものを食べたりできたね」みたいな。そういう成功体験というか、絆が深まる感じというか、そういうのを味わえるんですよね。 ――改めて、地元・秋田で開催するフェスに込めた思いを教えてください。 僕の地元は秋田県なので、秋田から東北とか日本までなにか音楽が響き渡ったり明るい気持ちになったり、嫌なことがあっても“また前に進もう”っていう気持ちになってもらえたらうれしいなって思っていて。自分にできることを行動にうつしていくことが大事なのかなって。今日一個だけでも来てくれた人が「よかったな」って思ってもらえる瞬間があれば良いなって思うし、そういうのをつくっていきたいなってこれからも思ってます。 秋田の13の市を回る地元密着型フェス『秋田 CARAVAN MUSIC FES』は、2016年に高橋さんの出身・横手市からスタート。7回目の開催を迎えた今年は、9月21・22日に能代市・二ツ井中央公園で行われました。