「テシカガマルシェ」オープン 摩周和牛や地場産品販売
北海道弟子屈町で育ったブランド牛「摩周和牛」の販売拠点「テシカガマルシェ」(朝日1、旧牛肉本舗くろ)が、「いい(11)肉(29)の日」の29日、オープンした。生産頭数が少なく、これまで広く流通することがなかった希少価値の高い摩周和牛の精肉加工や販売を行うほか、弟子屈や道東を中心とした地場産品も店頭に並べ、地域の魅力を再発見、共有できる場所を目指す。 運営するのは、地元の若手経営者らでつくるまちづくり会社「テシカガタウンラボ」(中央1、上村剛志社長)。魅力的でありながら、知名度が低い弟子屈の産品を手に取りやすい場所をつくろうと、マルシェを整備した。 町の支援も受けながら空き店舗を改修し、3月から摩周和牛の加工を開始。このたび店舗営業も始まった。精肉以外の商品は、テシカガタウンラボが製造するチーズや同和牛の牛まん、弟子屈ポークの豚まん、標茶産の鶏卵や鶴居のクラフトビールなど。 この日のオープニングセレモニーで、徳永哲雄町長は「一つ一つ成果を出すことを期待している」とあいさつ。上村社長は「ここがスタート。子供たちの誇りになるような楽しい弟子屈町を目指す」と宣言した。 営業は毎週金、土曜の午前10時~午後5時。問い合わせは015(486)9195へ。
釧路新聞