[ヒェ!この足跡はまさか…]絶対に遭遇したくない!恐ろし過ぎる!不意の事態に備える重要性を認識。
毎年ニュースなどで目にするクマとの不幸な遭遇による被害。特に釣りやキャンプなどのアウトドアアクティビティを楽しむ人は、遭遇率も高くなる。そこで、北海道で生まれ育ち、ヒグマの怖さをよく知る釣り人から、実践しているクマ除け対策を教えてもらった。 ※ここに明記されている方法は効果を保証するものではありません。 →【画像】「エグいて…」釣り人が遭遇した、とんでもない足跡
クマとの遭遇率を下げるために、地元の釣り人が実践する方法
さあこれから暑い季節になりますねー。こちら北海道も虫なども増えてきましたが、皆さん防虫対策などは万全でしょうか?(私は早々に顔面を虫に刺されてまだあとが残って苦しんでます…笑) この記事では北海道に暮らすわたしたち小川夫婦が、こちらの釣りや野外活動で気をつけていること、装備品なんかを中心に、何回かに分けてご紹介していきたいと思います。
最も危険なヒグマとの出逢い方とは?
最近SNSやニュースなどでヒグマの様子を見かける機会があると思いますが皆さんはヒグマとどんな出逢い方をしたら一番危ないと思いますか? それは…「バッタリ出くわすこと」です。 ヒグマをびっくりさせることが一番怖いんですよね。 特に至近距離での不意な遭遇はかなり危険です。驚いたヒグマが攻撃的になって襲って来る可能性があります。そうなるとクマスプレーを構えることも出来ず、命を守る行動に移せる時間はほぼ、ないと思います。 人間だっていきなり何かと出くわすと「驚かせないでよ!」と半ばキレ気味になりますよね。それはヒグマも人間も同じなのです。 じゃあ、どうしたらその不意な遭遇を防げると思いますか?
至近距離での遭遇を未然に防ぐ事が出来るホイッスル
まずは、ホイッスルです。ものすごく軽いので装備の邪魔になりません。周辺の草木が生い茂る場所や見通しの悪いところは特に強く吹きます。同行者が耳を塞ぐくらいでちょうどです。種類によっては吹き方にコツがいるものもありますので、慣れるようにしてください。 私の実体験のお話をします。釣り場に着いてまわりを見渡し、ヒグマの痕跡など異常なし! さぁ釣りをするぞ! と、着替えや準備整え、そして、いつも通りに気合い入れも兼ねてMAXボリュームでホイッスルを吹いたら、奥の茂みからガサガサという音が…。音のする茂みを見ると、黒っぽい大きなものが離れていくのが見えました。それがヒグマだとわかり、ヒグマが立ち去るのを確認し、その日は釣りをやめて帰宅したことがありました。 もしホイッスルを吹いていなかったら…。不意な遭遇は避けられず、鉢合わせをして最悪な状況になっていたかも知れません。 ちなみにホイッスルは非常事態にも活躍します。例えば怪我をして身動きが取れない時や、道に迷ってしまった時に誰かに自分の存在を知らせるSOSの手段としても有効なのです。 ちなみに私はビビりなので浸水しても音が出て120dbというもはや騒音レベル(120dbとは飛行機のエンジン近くの音、聴覚機能に異常をきたすレベルの音)のホイッスルと怪我をして弱った時にでも音が鳴らせる登山用ホイッスルの二つを常に持ち歩いてます。 【大音量ホイッスル】 騒音レベルの大音量を発生するホイッスル。熊よけとして私用する人も多い「Fox 40ソニックブラストCMGホイッスル」 「音を鳴らす」という点で林道はクラクションを鳴らしながら走行し、常に人の存在をヒグマに知らせるようにしています。 ヒグマは基本的には警戒心が強く人を避けると言われており、不意な遭遇を回避する為のアラートとしてホイッスルやクマ鈴などの自然界にはない人工的な音を出してヒグマに知らせる事が大切です。 北海道開拓時代はいくつもの鈴を馬に結んで、非常に賑やかに道なき道を進んでいたわけです。クマの方も、慣れない音が近づいてきたら、避ける確率も高くなります。