鈴木誠也（ロイター）

　大リーグ公式サイトは14日（日本時間15日）、「各リーグの目立たないオールスター候補7人」を選出し、ナ・リーグ外野部門でカブス・鈴木誠也（29）の名前が挙がった。 　7月16日にアーリントンのレンジャーズの本拠地で開催されるオールスター戦の野手を選ぶファン投票にはナ・リーグの指名打者部門で候補に入っているドジャース・大谷翔平やヤンキースのアーロン・ジャッジ、フィリーズのプライス・ハーパーなど超大物が名を連ねる一方、鈴木、そしてア・リーグの指名打者部門ではレッドソックスの吉田正尚も候補入りしている。 　同サイトは「いつものスーパースター以外にもア・リーグ、ナ・リーグの両方でオールスターになれるだけの実力のある選手はたくさんいる」と両リーグの〝隠れオールスター候補〟7人をピックアップ。「ナ・リーグの外野手には出場が限られているが素晴らしいプレーヤーという選択肢もある」と、4月14日から右脇腹の張りのため約1か月間戦線離脱していた鈴木を取り上げた。 　鈴木は14日現在、打率2割6分、8本塁打、26打点、5盗塁。「斜筋の負傷により鈴木のシーズン序盤の好調は中断されたが、カブスの強打者は再び調子を取り戻した。鈴木は4月14日に欠場したとき、OPSは．893だったが、復帰後に調子を上げて始めたときからさかのぼって、ここ18試合でOPSは．894となっている。鈴木はカブスが今シーズン勝ったとき、打率3割2分1厘、OPSが．970となっている」とチームの勝利に貢献している鈴木のバットに注目した。 　5日に始まったファン投票は27日まで1次投票が行われる。鈴木が選出されれば、メジャー3年目で初の球宴出場となる。