FinschiaとKlaytnの統合チェーン「kaia(KAIA)」、8/29メインネットローンチへ
kaia(KAIA)が8/29メインネットローンチへ
フィンシア(Finschia)およびクレイトン(Klaytn)による新たな統合ブロックチェーン「カイア(Kaia)」が、8月29日にメインネットローンチする予定だ。 今年1月16日、フィンシア財団およびクレイトン財団はガバナンスメンバーに両チェーンの統合案を提出。その後両ガバナンスメンバーによる投票が実施され、同案は2月15日に最終決定された。 このチェーン統合により、2つのブロックチェーンのネイティブトークンであるフィンシア(FNSA)とクレイ(KLAY)は、新たに「KAIA」に置き換えられる予定である。なお「カイア」のメインネットローンチは当初、「今年の6月末まで」と伝えられていた。 統合チェーンは、CosmWasm(コズモワズム)とEVM(イーサリアムバーチャルマシン)の両仮想マシンをサポートするブロックチェーンになるとのこと。現在フィンシアはCosmWasmを、クレイトンはEVMをサポートしている。 両仮想マシンのサポートにより、コスモス(Cosmos)とイーサリアム(Ethereum)両方の開発者にアクセスできるようになり、それぞれの技術的利点を活用しながら、2つのエコシステム間の相互運用性が向上するとのことだ。 チェーン統合に合わせ、FNSAを取り扱う国内暗号資産(仮想通貨)取引所ラインビットマックス(LINE BITMAX)が対応方針の詳細を更新している。 その情報によるとKAIAへの移行は自動的に行われるとのこと。ただしKAIAは一時的にティッカーシンボルがKLAYとして利用されるという。時期は未定だが、今後KAIAへ変更される予定とのこと。 なお移行にあたってFNSAは、1FNSA=148.079656KAIAの比率にて移行されるとのことだ。 またKLAYを取り扱うビットバンクおよびビットポイントは同暗号資産の入出金が一時停止することとKLAYがKAIAへ自動変換されることを伝えている。なお記事執筆時点(8/26 14:00)で他にKLAYを取り扱うザイフ(Zaif)、バイナンスジャパン(Binance Japan)、OKJからはアナウンスがない状況だ。
大津賀新也(幻冬舎 あたらしい経済)