モリカワの3Iは『P790』に!TM契約のタイガー、マキロイ、フリートウッドが行った「全英対策」は?
米国テーラーメイドがロイヤルトゥルーンGCで行われる「全英オープン」に臨む、チーム・テーラーメイドの選手たちのギア対策を明かした。まずは、既報のコリン・モリカワの「3I」だが、『PROTO』ではなく、2I相当のロフト19度に調整された『P790』を選んだよう。 コリン・モリカワがテストした『PROTO』と『P790』の3番アイアン【画像】 「全英オープンで最も一般的なギア変更は、ロングアイアンの追加です。選手たちはリンクスコースの起伏のあるフェアウェイで、転がる低いショットで風を切り抜けられるよう、フェアウェイウッドを取り出すか、より寛容な3番アイアンを選ぶのが一般的です。タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイ、コリン・モリカワ、トミー・フリートウッドは、いずれもバッグの上部でこの戦略を採用しました。タイガーは『P770』の3番を使用しており、特に難しいパー3の17番ホールではティショットで頻繁に使用しています。 ローリー・マキロイは、2023年のスコットランドオープンでの優勝に至るまでに壮大な2打目を生んだ有名な『P760』の2番に戻りました。コリン・モリカワは今週、アイアンにいくつか重要な変更を加え『プロトタイプ』と『P790』の3番を試した後、両方のロフトを2番相当に調整。ティとフェアウェイで低く突き刺すショットを打つため、より寛容な『P790』を選びました。トミー・フリートウッドは今季の大半で9Wを使うことで有名ですが、フェアウェイから9Wは高すぎるため『P7CB』の3番に交換しました」(同社) また、タイガーはドライバーヘッドを『Qi10 LS』の10.5度➡9.0度に変更し、スライドウェイトもドローポジションに変更したとか。「タイガーがこの変更を行ったのは、トルーンの予測不可能な風を切り抜けティショットの弾道が低くなるようにし、リンクスのフェアウェイで低いティショットがもたらす転がりを有利に利用するため」と同社は意図を説明。下記が、各選手の使用ギアとなる。 【タイガー・ウッズの同社使用ギア】 1W:Qi10 LS(10.5°Tour AD VF-6X) 3W:Qi10 Tour(15.0°Tour AD VF-7X) 5W:M3(19.0°Diamana D+ 80TX) 3I:P·770(Dynamic Gold Tour Issue X100) 4I~PW:P·7TW(Dynamic Gold Tour Issue X100) SW:Milled Grind 4 56°TW(Dynamic Gold Tour Issue S400) LW:Milled Grind 4 60°TW(Dynamic Gold Tour Issue S400) 【ローリー・マキロイの同社使用ギア】 1W:Qi10(9.0°Ventus Black 6X) 3W:Qi10(15.0°Ventus Black 8X) 2I:P·760(HZRDUS Black) 4I:P·760(Project X 7.0) 5I~9I:Rors Proto(Project X 7.0) P,A,SW:Milled Grind 4(46°SB, 50°SB, 54°SB Project X 6.5) PT:Spider Tour X BALL:2024 TP5x MySymbol 【コリン・モリカワの同社使用ギア】 1W:Qi10 LS(9.0°) 3W:SIM(14.0°) 3I:P·790 4I:P·Series Proto 5I~PW:P·7CB A,S,LW:Milled Grind 4(50°SB,56°LB,60°SBC) PT:TP Soto BALL:MySymbol TP5x 【トミー・フリートウッドの同社使用ギア】 1W:Qi10(9.0°Ventus TR Blue 6X) 3W:BRNR Mini(13.5°Ventus TR Blue 6X) 5W:Qi10(18.0°KuroKage 80TX) 3I:P·Series Proto(Project X 6.5) 4I~PW:P·7TW(Project X 6.5) AW:Hi Toe 3(52°Dynamic Gold S400) BALL:TP5x pix