みとアリーナ 「スイート」14部屋新設 市概要案 Bプレミア参入要件 茨城
バスケットボール・りそなBリーグ1部(B1)東地区の茨城ロボッツが本拠地とするアダストリアみとアリーナ(水戸市緑町)について、2026年からの最上位リーグ「Bプレミア」の参入要件となるVIPルーム設置に関し、市は7日、6~9人で利用できる「スイートルーム」14部屋、計102席を新たに設ける概要案を明らかにした。 同日の市議会総務環境委員会で執行部が完成イメージを示した。スイートルームはアリーナ東側の2階席で、既存の366席分を改修して6人用6室、8人用6室、9人用2室を設ける。全て個室で、歓談スペースと試合観戦できるカウンター席に分かれるなどし、6人用の壁を取り外して2部屋をつなげ、最大12人で使えるプランも用意する。 他に、既存の216席分も改修し、よりゆったり使えるラウンジシート180席も備え、飲み物を置くテーブルを設ける。トイレも男女用計10基を増やす。 今月下旬に入札を実施して12月の参入審査の要件を満たして、25年度内に利用を始める方針だ。 同アリーナを巡っては、参入の後押しへ市が改修費を5億~6億円と見込んで4億1千万円を限度額とする債務負担行為を設定し、改修費の半額をロボッツ側の負担とする方針を示していた。
茨城新聞社