「金のありかを知っていた」強盗致死で逮捕のリフォーム業者 6日前に階段の手すり工事で訪問〈仙台〉
仙台放送
仙台市青葉区で高齢の男性が現金約1500万円を奪われ死亡した強盗致死事件で、逮捕されたリフォーム業者の男は「金のありかを知っていた」という供述をしていることが分かりました。また、男性の死因は心臓の病気だったことも新たに分かりました。 記者リポート 「事件は今年2月、こちらの閑静な住宅街で起こりました。容疑者は自宅に一人でいた大塚さんに暴行を加え現金を奪ったということです」 事件発生の5日後に撮られた写真です。窓は布で覆い隠され、捜査員の姿も確認できます。 2月21日昼ごろ、仙台市青葉区折立6丁目で起きた強盗致死事件。当時72歳の大塚修さんの自宅から現金約1500万円が盗まれ、倒れている大塚さんを帰宅した妻が見つけ119番通報しました。 近くに住む人は 「通学路で使われる所なのでちょっと怖い」 「2~3カ月間は(警察車両が)5、6台毎日来ていた」 警察は事件後、周辺を通る車を1台ずつチェック。「当初、事件か事故か判断がつかず、慎重に捜査を進めていた」としています。 約8カ月後、逮捕されたのは宮城野区に住む佐藤加寿也容疑者(44)です。佐藤容疑者はリフォーム業者として大塚さんの家に出入りしていて「リフォームをして金のありかを知っていた」という内容の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。 関係者への取材をもとにした現場の間取り図です。佐藤容疑者は事件の6日前に訪れ、階段の手すりの取り付け工事をしたということです。また、大塚さんは事件当日、玄関で横向きに倒れていたことも新たに分かりました。 捜査関係者によりますと、大塚さんは心臓の病気を患っていて、死因は暴行を受けたことによる心臓病の発作とみられるということです。調べに対し佐藤容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
仙台放送