「豚の生姜焼き」を柔らかくジューシーに! 下準備と調味料の“ひと工夫”で激変
ごはんが進むおかずの代表格、豚の生姜焼き。身近な食材の豚肉と玉ねぎ、調味料で作ることができて、調理工程もシンプルですが、だからこそ、味がボヤけてしまったり、お肉が硬くなってしまうことも……。そこで今回は、簡単で栄養満点なおうちごはんをInstagram(@chan.chan_chii)やブログで紹介している、おうち料理研究家・料理ブロガーちゃんちーさんに、失敗しない豚の生姜焼きの作り方を教えてもらいました。下準備のひと手間と調味料のアレンジで、手軽に美味しい生姜焼きが出来上がります。ぜひお試しください。 【連続写真で見る】旨みもアップ! お肉が柔らかい「豚の生姜焼き」の作り方のコツ
定番だからこそ難しい豚の生姜焼き
皆さんのお家の人気おかずはなんですか? 定番からアレンジ系まで各ご家庭で人気メニューがあると思いますが、我が家の人気おかずのひとつに、豚の生姜焼きがあります。 ごはんが進む味付けなので、子どもたちも夫も大好きで、高頻度で食卓に登場します。毎回、子どもたちも完食してくれるし、なんと言っても作り手側からしたら手軽に作れるのでありがたいメニューです。 でも、定番だからこそ、なかなか味が決まらなかったり、お肉がパサついたり、なんだかイマイチな仕上がりになったことはありませんか? 今回はそんな生姜焼きをより美味しく作るポイントも合わせてご紹介します。 豚の生姜焼きのお肉は、一般的に、お肉のきめが細かく柔らかい豚ロース肉を使うことが多いと思います。適度に脂身があって、旨みや甘みもあるので食べやすいですよね。今回のレシピでも豚ロースを使いましたが、砂糖を揉みこんでから薄力粉をまぶすことで、お肉をより柔らかく、肉汁が出すぎるのを防ぐようにひと手間を加えました。薄力粉をまぶしてから焼くと、ソース(タレ)もお肉によく絡むので漬け込まなくても美味しく仕上がります。 生姜焼きは漬け込んでから焼くこともありますが、その場合、漬け込む時間は10~15分までがおすすめです。それ以上漬け込むと調味料に含まれている塩分が豚肉の水分まで奪ってしまい、パサつきの原因になるからです。ちなみに、漬け込んだ豚肉には薄力粉をまぶす必要はありません。 今回のレシピのポイントとして、味付けは醤油ではなく味噌をベースにしています。味噌の麹にもお肉を柔らかくする効果があります。また、マヨネーズも少し加えているので旨みがアップし、お肉もさらに柔らかく。醤油で作る一般的な生姜焼きより、もう一段階しっかり味なので、冷めても美味しくお弁当のおかずにもおすすめ。ご飯が進み、食べ応えもある一味違った生姜焼きをぜひお試しください。