猛暑日地点続出 熱中症に警戒を 関東以西は5日(金)も高温続く
太平洋側はきょう(木)午後も晴れる所が多く、厳しい暑さが続く見込み。西日本や東日本の内陸を中心に35℃を上回り、静岡で38℃など全国で今年一番の高温となりそうだ。関東以西の広い範囲に、熱中症警戒アラートが発表されている。外出や運動は控え、可能な限り涼しい場所で過ごすなど、暑さから身を守る行動が必要だ。
静岡は38℃予想
けさは東京都心で気温が25℃を下回らず、今年初めて熱帯夜となった。西日本の沿岸や東海の平野部はさらに蒸し暑く、最低気温が28℃前後という地点もあった。気温が底上げされているため、関東から西の地域は、早々と30℃を超えた所が多く、静岡は午前9時半前に35℃を上回った。
午後はさらに気温が上昇し、静岡で38℃、熊谷(埼玉)で37℃など、関東や東海、西日本の太平洋側でかなりの高温が予想される。湿度も高いため、体に堪える暑さの地域が多い見込み。一方、日本海側はまだ所々で雨が降っていて、きのうに比べると厳しい暑さはおさまる地域が多い見通し。
太平洋側はあす(金)も、厳しい暑さが予想される。東日本を中心に35℃以上の猛暑日となるため、万全な熱中症予防を心がけたい。沿岸部は朝の気温も下がりにくく、寝苦しい状態が続く見込み。寝不足の状態は熱中症の引き金となりやすいため、夜間も部屋の温度管理などに注意が必要だ。
大雨続く地域も
日本海側はあす(金)夕方以降、再び雨の強まる地域が多く、6日(土)にかけて北陸や東北を中心に大雨のおそれがある。東北北部は、7日(日)も雨量が多くなる可能性があるため、今後の気象情報に注意が必要だ。 (気象予報士・高橋和也)