トランプ氏、司法長官候補の後釜を“スピード選任” ゲーツ氏辞退で
トランプ次期米大統領は21日、司法長官にパム・ボンディ前フロリダ州司法長官を指名する意向を発表した。当初候補だったマット・ゲーツ元連邦下院議員が21日に指名を辞退したのを受けて、約6時間半後に後釜を発表する“スピード人事”となった。 トランプ氏は声明で「検事として20年近い経験があり、粗暴犯に対して非常に厳しく、フロリダを家族にとって安全な街にしてきた」と評価。自身や共和党員に対して「党派的な司法省が長年、武器として使われてきた」と主張した上で、「パムが司法省を再び犯罪と闘うことに集中させるだろう」と述べた。 米メディアによると、ボンディ氏は過去にトランプ氏の弾劾裁判で弁護チームに参加したり、2020年大統領選でトランプ氏が敗北を覆そうとした試みに協力したりしたことがある。【ワシントン秋山信一】