【Jリーグレンタル通信簿】期限付き移籍から復帰した注目選手(4)パワフルに進化! 新潟に帰ってきた新DFリーダー
明治安田生命Jリーグの2024シーズン開幕まで1か月以上あるが、すでに開幕に向けて指導しているクラブも多い。期限付き移籍から復帰した選手にとって、今季は勝負のシーズンとなるだろう。期限付き移籍から復帰した選手をピックアップして移籍先での成長を5段階(A~E)で評価する。
DF:遠藤凌(えんどう・りょう) 生年月日:1998年7月6日 2024所属クラブ:アルビレックス新潟 2023期限付き移籍先:いわきFC 2023リーグ戦成績:36試合3ゴール1アシスト 移籍先での成長:B 浦和レッズユースで伊藤敦樹と同期だった遠藤凌は、桐蔭横浜大学を経てアルビレックス新潟に加入した。しかし、1年目は公式戦2試合、2年目の2022シーズンはリーグ戦での出場機会がなく、同年6月に育成型期限付き移籍で当時J3のいわきFCへ加入した。 遠藤は加入後まもなくセンターバックに据えられ、リーグ戦20試合に出場していわきのJ2昇格に貢献した。期間を延長していわきに残留した昨季も、J2で36試合に出場。1年半の武者修行でJ3、J2とカテゴリーを上げ、J1に残留した新潟復帰の切符を勝ち取った。 渡邊泰基が横浜F・マリノスに完全移籍したことにより、新潟のセンターバックに遠藤の入り込む余地は十分にあるだろう。精度の高いフィードを武器とするセンターバックは、いわきFCで1対1に磨きをかけ、セットプレー時の得点源としての可能性も広げた。果たして、1年半の成長を新潟での飛躍につなげることはできるだろうか。
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