川内原子力発電所1号機の燃料取り出しを公開 来月で運転40年 使用済み核燃料は7年で満杯に
鹿児島放送
来月で運転から40年が経つ川内原子力発電所1号機で燃料の取り出し作業が報道陣に公開されました。 (記者リポート) 「こちらは原子炉格納容器のなかです。いま、クレーンが燃料集合体を吊り上げています」 川内原発1号機は今月14日から定期検査に入っていて燃料集合体157体のうち一部が新しい燃料に取り換えられます。 使用済み核燃料は原子炉から取り出され貯蔵プールに保管されます。 九州電力によりますとこのプールは1号機があと10年、2号機があと4年で満杯となる予定です。 1号機と2号機でプールを共用化しても、もつのは2031年までです。 一方で川内原発は20年の運転延長が認められていて1号機は来月4日から延長期間に入ります。 青森の六ケ所村で建設中の使用済み核燃料の再処理工場が稼働すれば問題は解決するとみていますが、完成時期は延期が繰り返されています。 【川内原子力発電所 前川裕章 次長】 「引き続きですね、しっかりスケジュールにとらわれることなくひとつひとつ丁寧に検査を進めてまいりたいという風に考えているところでございます」 1号機の発電再開は順調に進めば8月29日の予定です。