ニューヨークのど真ん中に登場した韓国風「ロボットチキン店」…1時間に150羽自動調理
【11月22日 KOREA WAVE】韓国のロボットフードテック企業「ロボアーテ」は20日、ニューヨークのマンハッタンに自社チキンブランド「ロバートチキン」の直営旗艦店を開業したと発表した。 ロボアーテのニューヨーク店は、飲食物の売上高が高いエリアであるマンハッタンのコリアンタウンに約660平方メートルの規模でオープン。フライ調理ロボット3台が稼働し、1時間あたり最大150羽の韓国風チキンを調理する。 店舗は2フロア構成で、1階ではフライ調理ロボットによる韓国式チキンとサイドメニューを提供している。年内にオープンする2階では、カクテルロボットが作る韓国式焼酎カクテルを、多彩な韓国料理とともに提供する。 ロボアーテは昨年、アメリカ衛生協会(NSF)からロボットシステム全体に対する衛生安全認証を取得。K-チキン(韓国式チキン)の味と現地の嗜好(しこう)を考慮し、輸出用のソースとパウダーを開発した。 ロボアーテの関係者は「現地では人件費やチップに対する負担が増しており、この市場にビジネスチャンスを見出した。開業初日には用意した食材をすべて使い切るほどの反響があり、現地でのビジネス可能性を改めて確認した」と述べた。 2018年に創業したロボアーテは、飲食業向けに特化した調理ロボットシステムを設計・開発してきた。ネイバーのスタートアップファンド「D2SF」から初期投資を受け、自社ブランド「ロバートチキン」を立ち上げ、調理ロボットの実用性を実証した。これまで、韓国内外の企業に調理ロボットシステムを販売している。 ロボアーテのカン・ジヨン代表は「ニューヨーク直営店は、ロボアーテのロボットシステムのショールームであり、ロバートチキンの旗艦店として成功裏にスタートを切った。ニューヨークの中心から世界中の人々にK-ロボットとK-チキンを広め、グローバルビジネスの拡大を加速したい」と述べた。 現在、ロボアーテは海外フランチャイズ展開を進める一方で、ロボットシステムの販売も拡大中だ。今年7月、メキシコシティに1号店を開業。11月にはマニラ、来年初頭にはベルリンに店舗をオープンする予定だ。また、米国のテキサスやカリフォルニア、英国などに調理ロボットを販売しており、米国の大学への導入も議論が進んでいる。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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