「ブルックス ブラザーズ」の“SDGs”スーツを、循環型ビジネス経営者が着流す
今回、久保さんが着用した「ブルックス ブラザーズ」のネイビースーツは、仕上げに天然の蜜蝋を用いたもの。久保さんの仕事と同様、環境に配慮した一着だ。 オーセンティックな「クラシック」フィットのふたつボタン。ネイビーの生地はタリア・ディ・デルフィノ社の「ハニーウェイ」で、仕上げに薬品ではなく蜜蝋を用いる。 しなやかさと繊細な光沢、そして環境への配慮を実現した生地だ。 「ブルックス ブラザーズはカッチリしたイメージでしたが、これはしなやかで着心地もいい。天然成分でもこんな仕上がりになるとは驚きました。 こうしたサステナブルなモノは増えましたが、実際どれほど環境に負荷をかけないかを示す基準が必要だと思います。 弊社は環境省の実証事業に採択され、クラスのサービスでモノが循環し続ければ、売り切るよりも二酸化炭素の排出量が減ることがデータで確認されました。 サステナブルが当たり前となるからこそ、今後はその見極めが重要なのです」。 クラス 代表取締役社長 久保裕丈さん●1981年、東京都生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学新領域創成科学研究科修士課程修了。米系コンサルタント会社を経て、2012年、会員制ファッションサイトを運営するミューズコー創業。18年にクラスを創業。恋愛リアリティ番組『バチェラー』日本版の初代バチェラーだ。 清水将之=写真 与那嶺龍士=スタイリング 竹石安宏=文 菊地 亮=編集
OCEANS編集部