元幕内・石浦が断髪式 宮城野親方へ感謝「いなかったらと想像したら、考えるだけで怖いです」
大相撲で、昨年6月に引退した元幕内・石浦の間垣親方の引退相撲が1日、東京・両国国技館で開催された。断髪式では約300人がハサミを入れた。所属していた宮城野部屋は当面閉鎖のため、転籍先の師匠・伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)の止めばさみで大銀杏(おおいちょう)に別れを告げ、「一緒に戦ってきた体の一部なので、想像していたよりもさみしいですね」と感慨深そうに語った。 伊勢ケ浜部屋への転籍時には引退相撲の準備を止めざる終えなかった。「開催できるかどうかの状態だった。それでも伊勢ケ浜親方に『やればいいじゃないか』と言っていただいた。感謝しかないです」。転籍に伴って部屋の関取衆が7人に増加。横綱・照ノ富士らにハサミを入れられ「スター力士に花を添えてもらってうれしいです」と笑顔を浮かべた。 兄弟子として苦楽を共にしてきた宮城野親方(元横綱・白鵬)へは「声をかけられなかったら、プロに入っていない。宮城野親方がいなかったらと想像したら、考えるだけで怖いです」と感謝した。
報知新聞社