北アルプス八方尾根でバックカントリースキー中に2人遭難 千葉県の52歳男性が行方不明 天候回復次第、捜索へ
北アルプスの八方尾根で15日、バックカントリースキーをしていた男性2人が遭難し、1人は救助されましたが、もう一人の行方がわからなくなっています。16日は朝から悪天候で、警察などは天候が回復次第、捜索を始めるとしています。 遭難したのは東京都東大和市の49歳の男性と千葉県白井市の52歳の男性です。2人は14日、北アルプス八方尾根に他の仲間2人と4人グループでバックカントリスキーのため、入山しました。 15日午前8時半過ぎ、仲間2人から「天候が悪く、2人とはぐれて連絡が取れなくなった」などと警察に通報がありました。 2人はバックカントリーを滑走後、下山途中に遭難したとみられます。 警察や地元遭対協が捜索し午後、八方池付近で都内の男性を発見・救助、午後6時前に近くの山小屋に収容しました。疲れはあるもののけがないということです。 千葉県の男性は見つからず、現在も行方が分かっていません。連絡も取れない状況ということです。 八方尾根は15日未明から朝にかけ30cm以上の雪が積もったとみられ、日中も天候が悪い状態が続いていました。 きょう16日は朝から悪天候で、警察などは天候が回復次第、捜索を始めるとしています。