若い世代に「献血協力を」 2月までキャンペーン
献血者数が減りやすい冬に合わせ、厚生労働省と日赤が今月から2月まで、若年層を中心に献血への協力を呼びかける「はたちの献血」キャンペーンを実施している。高齢化が進む中、輸血用血液の安定供給に向けて若い世代の協力が一層必要となる見込みで、厚労省は「この機会に献血に行ってみてほしい」としている。 献血可能なのは16~69歳(65歳以上は条件あり)。献血された血液からは輸血用血液製剤や、特定のタンパク質を抽出した血漿分画製剤が製造され、けがをしたときの輸血のほか、がんなどの病気の治療で使用される。大半が50歳以上の医療に使われており、今後さらに需要は増す見通しだ。