米大統領選、バイデンが撤退ならミシェル・オバマが有力!
職務全うは無理?
「今回は、民主党予備選では現職が有利なことがはっきりしている。予備選のバイデン勝利のオッズは4/9と非常に低い」つまり、勝率が非常に高いとみられているということだ。 「だが今後4年間、大統領職を全うできるのか。最近の報道や分析を見て、賭けの参加者は『これじゃ、無理かも』と思い、バイデンが降りた場合に備えて、めぼしい人物に乗り換えつつある」 この状況で、急浮上したのがミシェル・オバマだと、ロズボトムは言う。「今年の年明けにはオッズは22/1だったが、今や8/1だ。ギャビン・ニューサムは一時期オッズ5/1と有力視されていたが、今では12/1まで評価が下がっている」 本誌はこれについてバラクとミシェルのオバマ夫妻のオフィスとミシェル・オバマの広報担当者、及びバイデンの選挙対策本部にメールでコメントを求めている。 他のブックメーカーの賭けでも、参加者は同じような予想をしている。 ■次期大統領選が「怖い」 とはいえ、ミシェルが出馬の考えを仄めかしたことはない。オバマ元大統領の上級顧問を務めた政治コンサルタントのデービッド・アクセルロッドはCNNに対し、彼女は政界進出に全く興味がなく、予備選出馬の可能性は「来年私がボリショイ・バレエで踊っているのと同じ程度しかない」と語った。 ミシェルは今年1月、元僧侶でベストセラーの思考術本の著者ジェイ・シェティのポッドキャスト「オン・パーパス」に出演し、次期大統領選で「何が起きるかを考えると、とても怖い」と、深い懸念を表した。 バイデンが副大統領の任期満了時に機密文書を自宅に持ち帰った疑惑について捜査を行っていた米司法省のロバート・ハー特別検察官は今年2月に入り、裁判になれば陪審員は彼を「記憶力の衰えた老人」と見なすだろうと述べて、バイデンの訴追を見送る方針を発表した。バイデンはこの発言に強く反発し、記者会見で「私の記憶力は確かだ」と断言した。
ジェームズ・ビッカートン