女子野球“聖地”に 全日本連盟、花巻市を「タウン」認定
環境整備や普及拡大
全日本女子野球連盟が取り組む「女子野球タウン」に花巻市が認定され、9日に市内で認定調印式が開かれた。認定は、全国の自治体で18カ所目で、東北では初。市は女子野球の大会開催支援や女子野球ワールドカップの開催誘致、球場への女子トイレ整備などプレー環境の向上、野球教室の開催による競技人口の拡大などを通じ、女子野球の聖地として市の認知度アップを図る。 女子野球タウンは、女子野球を支える自治体と連盟が協力し、女子野球の普及を図るとともに女子野球を通じて地域活性化や課題解決を図る取り組み。同市では花巻東高校女子硬式野球部の活躍や、全国の強豪チームを招聘(しょうへい)した「女子硬式野球イーハトーブはなまき大会」開催などの実績が認められ、昨年11月30日付で認定された。 同市南新田の複合野球施設「King of the Hill(キング・オブ・ザ・ヒル)」で開かれた調印式には、市や企業関係者、同校女子硬式野球部員など約130人が出席。同校出身で米大リーグ・エンゼルスの菊池雄星投手とスポーツキャスター長島三奈さん立ち会いの下、認定書の交付と、同連盟と市との間で協定が交わされた。