【ノア】11・17引退の斎藤彰俊へ 対戦相手丸藤正道「最初で最後、三沢さんを背負って戦う」
プロレスリング・ノアは14日、都内で「斎藤彰俊引退記念大会Deathtiny」(17日、愛知・ドルフィンズアリーナ)へ向けた記者会見を開催。引退試合を戦う斎藤彰俊(59)と、相手を務める丸藤正道(45)が出席した。 故三沢光晴さんの最後の試合の相手となった斎藤は、丸藤の中に三沢さんを感じて引退試合の相手に決めたという。「三沢さんと、丸藤選手を通して戦える、最後の日ではないかなということで。是が非でも最後は丸藤選手と戦いたい気持ちでした」と説明した。 これに対して丸藤は「(三沢さんが亡くなった)あの日以来、僕はあまりリングとかコメントで三沢さんの話はしてこなかったんですけど、今の話を聞いて俺は自分の人生の中で最初で最後、三沢さんを背負って斎藤さんと戦いたいなと思いました。小細工なしで思い切り試合をやりあいたいですね」と力を込めた。そして丸藤は斎藤に向かって「だから2対1ですよ、斎藤さん。三沢、丸藤対斎藤彰俊です」と言い切った。 斎藤も「二人三脚をしてきたお二人と、ノアのリングで最後に戦えるなんて。こんな幸せないですよ。その(丸藤の)心意気をしっかり胸にたたき込んで、全力で最後まで走りたいと思います」と意気込みをあらたにし、ファンへ向けて「リングは人生だと思ってますので、プロレスラーとして生まれてから、リングを降りるまでのすべてを感じてもらえればと思ってます」と呼びかけた。