小柳ルミ子

　本人にとっては寝耳に水かもしれない。御年72歳にして、ブログやインスタグラムなどのSNSを駆使する小柳ルミ子に、松田聖子（62）のファンから“物言い”がついたのだ。はて、一体何が起こっているのか。 【写真を見る】完璧な「聖子ちゃんカット姿」の松田聖子　さすが元祖の最強のかわいさ 　***

「小柳さん、とにかく聖子ちゃんとの“仲良しアピール”が激しいんですよ」 　古参の聖子ファンが、そう指摘する。 「聖子ちゃんは今年、6月から9月にコンサートツアーを行っていました。小柳さんは8月24日の日本武道館公演に行ったのですが、その報告がすさまじいのです」 　たしかにブログには、ライブ前日から数日にわたり〈聖子ちゃんへのお中元〉〈聖子ちゃんに贈ったお花〉〈聖子ちゃんのコンサートから〉〈武道館のゲスト控室に〉〈聖子ちゃんのご招待〉……と、あらかたハートマーク付きのタイトルが並ぶ。中身を読むと、“かわいい聖子ちゃん”への愛が溢れんばかりにほとばしっているが、 「コンサートに“招待”されたと嬉々として書き込んでいますが、ファンクラブの会員でも往復ハガキで抽選に応募して、外れたら行けないような世界。デリカシーがないんですよ」（同） 　さらに、 「聖子ちゃんネタを連投した後に、ブログだったらアクセス数が1位になったこと、インスタだったらフォロワーが増えたことを“聖子ちゃん効果”として報告するんです。はっきりと〈入り口は聖子ちゃんの力を借りて良いのです〉とつづっていますが、聖子ちゃんのファン交流サイトには〈読者数を稼ぐ為に聖子ちゃんに寄生するのは止めて欲しいわ〉と書かれていました」（同）

スキャンダルの女王

　ところで、そもそも世代の異なる小柳と聖子はどういう間柄なのか。 「同じ福岡出身で、聖子ちゃんがデビューしてまもない頃から小柳さんが相談相手になっていたようです。逆に、小柳さんが大澄賢也さんとの離婚で大バッシングを受けた際には、聖子ちゃんから“私たちスキャンダルの女王ね”と励まされたと、テレビで明かしていたこともあります」（同） 　芸能レポーターの石川敏男氏によれば、 「ルミ子さんは、共演者のなかに世間からたたかれている後輩がいると“気にしなくていいのよ”と声をかけるなど、面倒見がいい“姐御肌”で有名です。一本気なので、どうしてもやり過ぎてしまうのでしょう」

「ポジティブなものだと捉えていただけたら……」

　一部の聖子ファンから上がる声を、小柳の所属事務所に伝えると、 「本人同士の特別な関係の中で、感謝を表したポジティブなものだと捉えていただけたら……」 　古参ファンが総括する。 「コロナ前、小柳さんが初めて聖子ちゃんからのお歳暮を公開したのは画期的でした。プライベートが垣間見られ、ファンはこぞって同じ商品を買ったものです。でも、それが“数字”につながると分かってからの連投は、露骨で浅ましいなと感じてしまいます」 　聖子が登場するのは“お久しぶりね”、くらいのペースにするのも一案か。 「週刊新潮」2024年10月3日号 掲載