【月刊サンダーズ!11月号】存在感高める新人リベロ、高木啓士郎選手に聞く手応えと課題
【11月2~24日の成績 3勝5敗】 ≪通算成績 5勝9敗 6位≫ 広島サンダーズは11月に入って新人リベロの高木啓士郎が存在感を高めている。2日のV北海道戦で今季初先発。以来、8試合連続で先発出場を勝ち取っている。内定選手だった昨季は14だった出場セット数は、今季すでに30と大幅増。「試合に出るからにはチームを勝たせたい」という広島生まれの23歳に期待が集まる。これまでの手応えと課題を聞いた。 【画像】成績表と今後の日程 ―チームが3連敗だった2日から先発に定着しました。 多分一番求められているのはレセプション(サーブレシーブ)の部分。以前よりはチームとしても多少の安定感は出ているんじゃないかなと思うので、そこは自分が入ってプラスになっている部分じゃないかなと思います。 だけど、最近もまた連敗が続いてなかなか勝てていない。出るからにはチームを勝たせたいという思いがあるので、頑張りたい。 ―23、24日の名古屋戦では、リーグが公表するサーブレシーブ成功率がともに20%台でした。 成功率にはそこまでこだわってない。名古屋戦は数字低いなーとは思ったんですけど、一番の目的は強いサーブをキープすること。名古屋がガンガン攻めていたんで、まずはサーブポイントを取られないということと、強いサーブをダイレクトで返さずに僕らが攻撃できるように収めることにフォーカスしていた。ウェベル監督からも名古屋戦に関しては「あの受け方で良い」と言っていただいた。 サービスエースが初日2本取られて、最終日も第5セットでウルナウト選手にコーナーに決められた。サービスエースを取られたのは悔しかったですけど、それまでの耐え方というか収め方は自分でも手応えがあった。 ―先発出場を続けるこの1カ月での収穫はありますか。 安定して試合に出続けることが(広島Tに)入ってから初めてで、良い意味で試合慣れする部分もあった。自分のプレーばかりに意識がいくんじゃなくて、相手のことだとかサーブレシーブの連係とかに目を向けられるようになった。あとは名古屋戦のときみたいな強いサーブを受けることも試合に出ないとできない。まずは試合に出るというのが大事だなとあらためて思った。 ―課題はどこでしょう。 レセプションは自分の中の目標みたいなのは最低限クリアできていると思う。あとはもうちょっとつなぎの部分の連係だったり、ディフェンスをもうちょっと機能させられたりできるんじゃないかなと。ディフェンスを上げたいなというのが課題ですかね。
中国新聞社