第９４回選抜高校野球 選考委員会 相可、２１世紀枠逃す 選手ら悔しさ胸に前へ ／三重
＜センバツ高校野球＞ 第９４回選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力）の選考委員会が２８日に行われ、「２１世紀枠」東海地区候補校だった相可（多気町）は選ばれなかった。選手たちは悔しさを抱きながらも、気持ちを切りかえ、前に進もうとしている。 グラウンドに集まった選手たちに、吉川秀明校長が結果を伝え、「大切なのは折れない心を持つこと。悔しい現実を受け止めて、また前に向かって頑張っていきましょう」と激励した。 逵兼一郎監督は取材に対し「非常に残念な気持ち。候補校に選ばれたことで、目標を持ってやることの大切さを選手たちは身にしみて感じたと思う。それを夏に生かしてほしい。ここからが君らの力の見せどころだと選手たちに声をかけたい」と話した。 北川睦貴主将（２年）は「甲子園に出場することの難しさを感じた。自分たちの実力で甲子園の切符を勝ち取るため、チーム全体でここからどれだけできるかが課題。選ばれなかったこの日から、目標に向けてしっかり努力していこうと部員たちに伝えたい」と話した。【寺原多恵子】 〔三重版〕
